Travis Japan、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍…ジャニーズJr.57名が集結 『Johnny's World Happy LIVE with YOU』Day5

 6月20日、Day5を迎えた『Johnny's World Happy LIVE with YOU』。今回は、Travis Japan、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者、宇宙Six、ジャニーズJr.(通称クリエC)が登場。

 オープニングとエンディングでは、ジャニーズJr.内で歌い継がれてきた名曲を全員で披露。各グループの個性が光る、総勢57名によるステージを見せた。

Travis Japan

 一糸乱れぬダンスパフォーマンスはさすがの貫禄。指先まで神経を行き届かせ、緩急のタイミングまでも一切のズレがない。また、舞台経験豊富な彼らは、楽曲ごとに表情をガラリと変え、演じるように歌い上げる。

 川島如恵留が合間に見せた、優しい表情での手話がごく自然で印象的だった。ステージパフォーマンスはもちろんのこと、個々が常に努力し向上し続けるTravis Japanにファンが惹かれるのは必然だろう。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、単独ツアー『Travis Japan LIVE 2020 ENTER 1234567』が中止となったTravis Japan。新曲「GET ALIVE」は、ファンの前で初披露となる予定だったのかもしれない。特効のなか、激しく頭を振り乱し、全身全霊をかけたエネルギッシュなパフォーマンスはもはや圧倒的だった。

HiHi Jets

 声が枯れてしまいそうなほど、ファンとのかけ合いを見せる彼らの姿に、無観客であることを忘れてしまう。

 ローラースケートを履いたまま、花道を全力疾走。そのまま、実に細やかなステップを踏む。難しいことを、なんでもないような顔でやってのけている。ジャニーズの伝統であるローラーパフォーマンスを、彼らは新たなステージへと引き上げたように思う。

 各々の個性を貪欲なまでに主張しながらも、しっかりグループとしてまとまるHiHi Jets。グループの強み、良さ、見せ方を、彼ら自身が誰より理解し、体現している。

 自己紹介ラップにある〈これが俺たちのやり方〉というフレーズが彼らにぴったりだ。若さだけに任せない、たしかな実力と個々の表現力に裏打ちされた、ハイレベルなパフォーマンスを見せた。

美 少年

 まさに“王道ジャニーズ”。キラキラの王子様風衣装を完璧に着こなした、一人ひとりの存在が眩しい。歌唱力にも注目だ。ソロパートも堂々としたもので、個々の声までも甘い。

 まさに今、少年と青年のはざまにいる彼ら。そうした時期特有の色気とあやうさを兼ね備え、一番美しく輝くときであるように思う。

 山下智久からの提供曲やKAT-TUN・亀梨和也が作詞をつとめた楽曲を含め、今回の選曲も彼らのイメージにぴったり。HiHi Jetsとのコラボレーションでは、イマドキの少年らしい顔を見せながらも美  少年らしさは失わない。彼らにはどうかこのまま、王道を走り抜いてほしいと思う。

 「離れていてもつながっている」。その言葉が印象的だった。

7 MEN 侍

 最近ではバンドのイメージが強い彼らだが、今回のライブではダンスパフォーマンスで魅了した。バンドもダンスも、どちらも欠かすことのできない彼らの強み。その事実をあらためて知らしめたステージだった。

 他のグループとはひと味ちがう、ギラギラとしたパフォーマンスがよく似合う。楽器を持たずとも、ワイルドかつセクシーに頭を振り乱す姿はこれぞ“7 MEN 侍”。

 爽やかなアイドル曲では、ときめきが追いつかないほどにウインクや笑顔を連発。ダンスナンバーでは、どこか余裕を感じさせる、男っぽい色気を見せた。

 表情のつくり方、自分の見せ方が実に秀逸なグループだ。

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