THE RAMPAGE 鈴木昂秀と龍、『HiGH&LOW』とも重なる“相棒”的な関係性 2人の音楽愛でグループの次なるステージ創る
その他に2人の共通点を挙げるとすれば、音楽愛が強いところだろうか。普段から海外のアーティストの新譜が出るたびに音楽トークに花を咲かせているという2人だが、最近はクリエイターとしての一面も覗かせている。作詞作曲や編曲、映像編集が得意で、ヒップホップユニット・MA55IVE THE RAMPAGEではラッパーとしても活躍する鈴木は、自身の編集スキルを活かして、MA55IVE THE RAMPAGEの第1弾シングル曲「Determined」のリリックビデオを制作。龍も昨年『てっぺんとるぞ THE RAMPAGE シーズン2』で挑戦したことをきっかけにMPCパフォーマンスに興味を持ち、公式ブログやInstagramなどでその様子を公開していた。そして、LDHの新たなライブエンタテインメントとして開催された有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』(ABEMA)では、オンラインライブという誰もが気軽に観やすい場において、今まで積み重ねてきた成果を発表するかのように、龍がMPCパフォーマンスを生披露。トークブロックでは、かねてより裏方としても活躍したいと語っていた鈴木が、セットリスト作りやダンストラックのリミックスを手掛けたことも明かされ、短い時間ながらもメンバー達のオールマイティっぷりを見せつけた。インスタライブ「STALI HOMIES」で鈴木が龍に「そろそろセッションしたいよね」と語っていたように、今後さらに2人のコラボレーションが期待される。
メンバーから“天才肌”と呼ばれながらも、持ち前のセンスの良さに甘んじることなく、自分を磨き続ける鈴木と、そんな鈴木曰く「勉強熱心。好きなものに対して追求するタイプ」だという龍。何事にも臆することなく突き進む2人の大物が、THE RAMPAGEの次なるステージを創っていく。
■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38