THE RAMPAGE、『LIVE×ONLINE』最終日に見せた16人の多面性 メンバーの感極まる姿も

THE RAMPAGE『LIVE×ONLINE』レポ

 LDHの新たなライブエンタテインメントとして7月2日から開催されてきた有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』(ABEMA)の最終日となる8日、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)が登場した。

 グループ名とロゴが描かれた大きなフラッグとともに、黒色のマントに身を包んだメンバーがステージへ向かっていくところからスタート。マントを脱ぎ捨て、ベージュ色のセットアップに赤色をアクセントにした衣装で「SWAG & PRIDE」を披露した。THE RAMPAGEらしいヒップホップ色強めのグルーヴで、パフォーマーの武知海青と長谷川慎によるクランプのソロダンスが飛び出す場面も。

 そのまま「HARD HIT」「FIRED UP」と続き、「Fandango」では、さっきまでのクールな雰囲気から一変、メンバー同士で肩を組み、笑顔でライブを盛りあげる姿も見られた。16人という人数を生かした構成と振り付けで見せた「LA FIESTA」を終えると、パフォーマーのみでパフォーマンスがスタート。ソロだけでなく、与那嶺瑠唯と後藤拓磨、武知と長谷川がペアで踊るなど、個性豊かなダンスを披露していく。最後に見せたストンプを取り入れたルーティンは圧巻だ。また、音源は鈴木昂秀がリミックスを担当したという。

 そして、パフォーマーの龍がMPC、浦川翔平はDJ Sho-heyとしてプレイし、ライブをさらに盛り上げていく。ここで登場したのが、THE RAMPAGEの派生ユニット・MA55IVE THE RAMPAGEだ。「No.1」を披露し、THE RAMPAGEの新たな一面を見せてくれた。

 次に、メンバー1人ひとりにフォーカスを当てたストーリー性のある映像からスタートした「INVISIBLE LOVE」は、ライブで初披露となる楽曲。さっきまでの泥臭いヒップホップの雰囲気から打って変わって、黒いスーツ姿でしっとりとしたパフォーマンスに仕上げた。「映像越しでもパフォーマンスが良く見えるように」という後藤の提案で、スーツにはスパンコールが施されており、オンラインならではの工夫も。

 2017年のデビュー時は10代のメンバーもいたが、全員が20歳を超えて大人の色気漂うパフォーマンスも増えてきた中、スタイリッシュに「Knocking Knocking」を披露。「セクシーすぎる」といったコメントが多く寄せられた「No body」、スタンドマイクを使用した「So Good」、椅子を使った振り付けが印象的だった「Over」の3曲はメドレーでパフォーマンスしていった。続く、「Can't Say Goodbye」は、トロピカルハウス調のトラックが印象的なラブソングで、ファンからも人気の楽曲だ。

 前半を終え、ボーカルの吉野北人が「後半戦、まだまだ盛り上がっていきましょう!」と視聴者へ呼びかけると、RIKUは「今日という日は1日しかないので最高の思い出を作っていきましょう!」、川村壱馬は「全員で幸せを届けられるように一生懸命頑張っていきますので最後までお付き合いください!」と、続けた。

 メンバーそれぞれがカラフルなジャケットを羽織り、ガラッと雰囲気を変えてスタートした後半は「Dream On」から。これまでのライブでは1番と大サビのみの披露だったが、今回は初めてフル尺で披露された。続けて披露された「DREAM YELL」は、ライブグッズを持ち、リラックスした表情でメンバー同士、戯れながらパフォーマンス。「Shangri-La」では、実際のライブさながらにメンバーもタオルを振ったり、仲良くカメラにアピールをしたりするなど、まるで視聴者が客席最前列にいるような気分になった。

 川村が「もっともっと心をひとつにしていきましょう!」と呼びかけ、彼らにとって新境地とも言える“ゆるさ”がキモのサマーアンセム「WELCOME 2 PARADISE」を披露し、ライブ本編は終了した。

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