THE RAMPAGE 藤原樹、色気や哀愁を伝える表現力の高さ 猫好きの素顔にも注目

THE RAMPAGE藤原樹、表現力の高さ

 今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第7回目は、パフォーマーの藤原樹について紹介していく。

藤原樹

 藤原樹は、1997年10月20日生まれで福岡県出身。ダンスを始めたのは、小学2年生の時。三つ子の姉がダンススクールに通い始めたのを機に(Twitter)、嫌々ながらも、自分も一緒にダンスを習うことになったのだという。しかし、発表会を経験するうちにダンスに興味を持ち始め、小学校高学年の時に初めてEXILEのドームツアーを観たことで、本格的にアーティストになる夢を抱くようになったそうだ。そして、小学6年生の時、EXPG福岡校が設立されたタイミングで、自ら家族を説得して入校(参照:アルキタ)。THE RAMPAGEのメンバーで同い年の浦川翔平は、その頃から同じスクールで学んでいた幼馴染みである。当時からダンススキルが高く、そのレベルは特待生としてEXILEのサポートダンサーを務めるほど。2009年には、EXILEが発表した「Someday」のMV(こどもバージョン)に出演しており、同作には、浦川翔平や岩谷翔吾(EXPG大阪校)、砂田将宏(BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)なども出演している。その後、2011年から2013年まではGENERATIONS from EXILE TRIBEのサポートメンバーに抜擢され、数々のMVやライブに出演。2014年3月に「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に挑戦し、そこでは惜しくも落選するが、THE RAMPAGEの候補生に選出され、THE RAMPAGEの正式メンバーとなった。

EXILE / Someday (こどもバージョン)

 得意とするダンスジャンルは、R&B。体幹の良さを活かした、しなやかかつスタイリッシュなパフォーマンスが特徴的で、力強い動きやアクロバティックなダンスもお手のもの。それに加えて、不敵な笑みで挑発したり、色っぽい表情で誘惑したり……繊細に切り替わる顔の表情からも、その曲が持つメッセージ性や雰囲気を伝えていこうとする姿勢が窺える。とくに最新曲「INVISIBLE LOVE」のMVにおいては、イメージシーンでの泣きの演技と踊りながら滲み出る色気や哀愁、2方向から彼の表現力の高さを感じることができる。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / INVISIBLE LOVE (Music Video)

 アルバム『THE RIOT』のリードトラック「Move the World」では、与那嶺瑠唯、後藤拓磨、山本彰吾と共に振付も担当。与那嶺と後藤が考えたグルーヴィで激しいサビに対して、Aメロを藤原、Bメロを山本が制作しており、藤原が得意とするメロウな曲調のAメロは、ゆったりとしたシンメトリーの振付となっている。なお、自分で振付を考える際は、「曲を聴いて頭の中で振付を作ってから、最終的に実際に踊ってみて仕上げる、というのがいつもの流れ」(引用:『OUT of MUSIC vol.64』)とのこと。「Move the World」の振付は、自宅の鏡の前で、愛猫マースに邪魔されながら仕上げたと語っている。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / Move the World (Music Video)
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / Knocking Knocking (Dance Video)

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