男装ユニット ael-アエル-、卒業メンバーが伝えた感謝の思い ワンマン公演をレポート

男装ユニット ael-アエル-ワンマン公演レポ

 2月11日、男装ユニット・ael-アエル-の1stワンマンライブが開催された。この日は一部と二部の公演があり、一部は1stワンマンライブとして、二部は花園千知/祈夜星波/奏未来卒業公演として開催された。ael-アエル-は2019年にメジャーデビュー、セルフプロデュース型ロック系男装ユニットとして、独自のエンターテインメントを追求してきた。今回は二部の模様をレポートする。

 公演は、最新リリース曲の「白幻」からスタートした。序盤からファンの掛け声が会場に響き渡る中、メンバーは感情を込めてクールに歌い上げる。続いて「月のホログラフ」、「月光のふたつ」を歌い、ael-アエル-のダークファンタジーな世界観とハイレベルなパフォーマンスでファンを魅了した。

 MCでは先ほどのクールなパフォーマンスから一転し、明るいムードに包まれた。卒業公演ながらも、湿っぽい雰囲気を感じさせず気丈にMCが進んで行った。メンバーの「盛り上がる準備できてますかー?」の声にも、客席は精一杯レスポンスした。続いて、本公演の一部で初披露となった「君がいたから」を歌唱。メンバーにとってもリスナーにとっても共感するポイントがあるというストレートな歌詞と、目前に迫るメンバーの卒業とが重なり、早くも涙するファンも見受けられた。本公演で卒業する花園、祈夜から歌い出し、この日限り、最初で最後の構成に。時折メンバー同士、目があうと思わず涙ぐむ姿も見受けられたが、笑顔で前向きに感じられるようなパフォーマンスだった。

 メンバーへの個人インタビューのVTRが流れた後には、衣装チェンジをしたメンバーが再び舞台へ。インタビュー収録時のこぼれ話や本公演のグッズ紹介を行い、会場のファンとも会話をするなどアットホームな雰囲気で盛り上がる。

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