ソニーオーディション『ONE in a Billion』合宿審査の結果は? 様々なドラマを生んだ熱戦&感動の一部始終をレポート
いよいよ運命の結果発表が待つ3日目へ。話を聞くと昨夜は朝の5時まで音楽や人生についてみんなで語り合ったという。三浦は「清水翔太さんに普通と言われて落ち込みましたが、結果がどうあれ納得できます。とにかく、みんなと出会えて本当によかった」と振り返る。成山も「これからの音楽人生を考える期間でした。お互いのアドバイスや今後のことをみんなと話し合えて、できたらみんなで最終までいきたいけど、そんなに甘くはないですよね(笑)」と、合宿生活で有意義な時間を過ごせたことを教えてくれた。それぞれ思うところはたくさんある中、結果発表までの時間は刻一刻と迫っていた。
全員の荷造りを終え、濃厚な3日間の思い出が詰まった部屋を後にする。そして、合宿所の目の前にバスが到着。通過者5名はバスへ、そして落選者1名はその場に残ることになっている。全員が固唾を飲んで見守る中、スタッフから通過者として発表されたのは、木下優真&三浦風雅、MASAZAYN&成山俊太郎の2ペア、そして最後は野嵜豊1名の名前が読み上げられた。手放しで喜ぶでもなく、真摯に結果を受け止める参加者たち。そして、落選したきゃないも肩を落とすでもなく、憑き物が取れたような表情を見せたのが印象的だった。
通過者5名ときゃないは最後の別れを言葉にし、涙を浮かべる人もいたが一際苦悶の表情を浮かべていたのがペアを組んだ野嵜だった。野嵜がきゃないに感謝の言葉を伝え、がっしりと抱き合う。たった2泊3日の共同生活だが、そこで得たものの大きさを誰しもが感じていたことだろう。
全員にメッセージを伝え、通過者が乗り込んだバスを見送るきゃない。振り返ると、きゃないはいつもみんなの輪の中心におり、時にまわりを鼓舞し、料理も率先して作るなど、リーダシップを発揮していた。
きゃないは「合宿審査が本当に楽しくて、得るものもすごい大きかった。メジャーデビュー以上に大きなものを手にした実感がある」と振り返り、「とりあえず、大阪は出ようと思います。ひたむきに東京で音楽をやっていこうと。同世代で等身大のみんなの話を聞けたからこそ、改めて自分を見つめ直そうと思えました。合宿で落ちたこともプラスだと思うし、逆に自分の奢りに気づけたのでよかったかなって」と語りながら、これからも音楽を続けていくことを改めて誓った。
参加者の様々な思いを知ることができた濃厚な合宿審査はこうして幕を閉じた。レッスンを行った本間氏は「ミュージシャンの勝利は売れるかではなく、続けられるかどうか。ここでダメだったとしても、どこかで必ずまた会えるだろう」と語り、そして清水翔太も「オーディションの結果がどうであれ、みんなは音楽を続けていくと思う。続けていく中で難しいこともあると思うけど、頑張ってほしい」とエールを送った通り、落選者/通過者の音楽人生はこれからも続いていくだろう。まわりのスタッフ誰しもが声を揃えて「誰が受かってもおかしくない」というほど、接戦を繰り広げている『ONE in a Billion』。オーディション最終審査のZepp DiverCity(TOKYO)ライブ審査が迫る中、次に彼らがどんなドラマを見せてくれるのか、見届けていきたい。
■オーディション情報
『ONE in a Billion』
<概要>
世界で活躍をする次世代の才能を探し出すオーディションブランド『ONE in a Billion』2019年9月より始まる第1シーズンは“声”をテーマに、男性ヴォーカリストを募集。オーディションの様子は番組公式アンバサダーにスカイピース、番組公式MCにガーリィレコードチャンネルをむかえ、YouTubeチャンネルにて10月25日より配信開始。グランプリは2020年春、ソニーミュージックよりメジャーデビュー。