新しい地図にとって2020年は転機の年に? 元旦の『ななにー』で見えた変革の兆し
この年末年始は、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が大活躍だった。12月31日には『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル! 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)に出演。そして1月2日には『出川哲朗の充電させてもらえませんか?~新春パワスポ初詣3時間SP~』(テレビ東京系)と、久しぶりに地上波TVに登場したことでも大きな話題に。
風向きが変わってきた――。そんなふうに感じたのはNAKAMAだけではなかったようだ。1月1日放送の『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)には、今田耕司が出演。およそ7年ぶりに3人とホンネトークを繰り広げた。
普段から今田は、親しいがゆえに照れくさくて聞けなかったり、付き合いが長くなればこそ暗黙の了解となっているところを、あえて突っ込んでしまう“ぶっこみキャラ“だという。その持ち前の歯に衣を着せぬ物言いで、3人にも遠慮なく疑問をぶつけていく。
2017年に新しい地図を広げて以降、長年続けてきた地上波のレギュラー番組が次々と終了を迎えた3人は、『72時間ホンネテレビ』『ななにー』とインターネットTVを中心に活動を続けてきた。「忖度」という言葉が広く知れ渡ったのも、その時期。急な変化に多くのファンが戸惑いを隠せなかった。『ななにー』には毎回多くの芸能人がゲスト出演し、彼らを応援してきたものの、振り返ってみると吉本興業所属のタレントはほとんど見かけなかった。だが、この年末年始にかけて続けて地上波TVに復活し、さらにはダウンタウン、今田耕司と、吉本興業タレントとの連日の共演。そんなこれまでにない流れを組んで「何かそういうからくりがあったの? 吉本からめないみたいなことがあったの?」と切り込む今田。あまりにストレートなツッコミに、思わず香取も「あったんじゃないですか?」とライトに切り返す一幕も。
これに大笑いした今田は「最初のやつも、出るでーって言ってたけど、ホワッとなくなって、今日になっちゃった」とぶっちゃけが加速。「なんでー? なんでー?」と稲垣が素のリアクションで声を上げていたのも印象的だ。そして今田は吉本興業の現状を鑑みながら「旧体制でなんかあったとしたら……2019年で変わったから。大きな流れが変わったから」と、3人がこれからどんどん地上波TVに出るようになるのではないかと予想する。
そう言われたときの、三者三様の反応がまた面白い。ハッとしてキョロキョロと周囲を確認する香取。「呼んでいただければ」といつもどおり冷静な稲垣。「『アナザースカイ』ですか?」と、ちゃっかり今田がMCを務める『アナザースカイⅡ』(日本テレビ系)への出演交渉をする草なぎ。この思わぬ発言に今田も思わず「来てよー! 行こうぜ!」と大興奮。
そして「芸能界でよくある……」と前置きをして、今は出演が難しいのではと空気を読みすぎた結果、オファーを出し損ねてしまうすれ違いがあることを明かす今田。だが、今回は3人も出られると快諾しており、MCの今田もブッキングするスタッフに伝えることから、実現しない理由がなくなる。よって「それで2020年、なかなか実現せぇへんかったら、何かココじゃない力が(笑)。何かしら、どこかの誰かがでしょうね。どこかの誰かはわからないですけど。どこなんやろうね~」と笑いを誘った。