TXT、ITZYに続く新人は? 3大事務所デビューグループの傾向を予想
YGエンターテインメントは、2018年11月から2019年1月にかけて放送されていたデビューサバイバル番組『YG宝石箱』から誕生したグループ・TREASURE13がデビューを予定していたが、現在デビュー延期となっている。YGエンターテインメントの練習生29人の中から選抜された13人によって結成されたTREASURE13は、韓国人9人と日本人4人で構成されており、デビュー後はTREASUREとMAGNUMの2チームに分かれて活動する予定である。YGエンターテイメントから日本人がデビューするのは初めてであり、デビューが待ち遠しい。
YGエンターテインメントはオーディションが少ない傾向にあったが、昨年は日本だけでも『YG× OSM (大阪スクールオブミュージック高等専修学校)AUDITION』や、『YG ENTERTAINMENT×TSM(東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校)オーディション』など、新人発掘に積極的であった。その背景としてはBIGBANGの爆発的ヒット以降、現在ではWINNERやiKON、BLACKPINKのような後輩グループが日本でもかなりの動員数を誇る公演を複数回成功させたこともあるだろう。TREASURE13のような大人数グループ自体、それまでのYGエンターテインメントのグループが少数精鋭のイメージが強かったため衝撃的だった。これからはアイドル性を前提として持ち、活動するグループがデビューするだろう。特徴的なYGサウンドを大人数グループでパフォーマンスするのも新鮮だ。
2020年デビューグループの傾向としては、やはり群舞で魅せるような大人数グループのデビューは続くと考えられるものの、一つひとつの曲のキャッチーさはもちろん、アイドル本人への注目度も高いことから、グループとしてのコンセプトがより重視されるのではないだろうか。また、今回挙げた3大事務所は、グループに類稀なる個性を生むことに長けている。2020年はこれまで以上に個性の溢れるグループがデビューし、激戦区になると予想される。
■momotoxic
ブロガー。自称”楽曲派”。Twitter:@momotoxic1006