HALO、なぜ突如Spotifyバイラルチャート1位に? 日プの応援広告&スミンの影響力を考える

参考:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を基に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(12月26日公開:12月19日~12月25日集計分)のTOP5は以下の通り。

1位:HALO「LIAR」
2位:Happy Merry「Happy Merry Christmas」
3位:Vaundy「東京フラッシュ」
4位:浜田雅功と槇原敬之「チキンライス」
5位:藤井 風「何なんw」

 クリスマスソングが2曲ランクインするなか、1位に輝いたのはHALO「LIAR」。同グループは韓国を拠点に活動する6人組で、日本デビューは2016年8月17日。同楽曲は日本3rdシングルとして2018年1月31日にリリースされた。約2年前にリリースされた楽曲が、なぜ突然バイラルチャートのTOPに躍り出たのだろうか。

 理由は先日12月11日に最終回を迎えたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』と、同番組へ練習生として参加していたチョン・ヨンフン、キム・ヒチョン、キム・ユンドンの3人にある。彼らは上述のHALOに所属するメンバーであり、同年5月に所属事務所との契約が終了。視聴者(国民プロデューサー)投票により練習生101名の中から11名のメンバーを選出する『PRODUCE 101 JAPAN』へと参加。番組内でも活躍(特にヒチョンはPick投票でのTOP5入り常連メンバーだった)していたが、最終回を目前にした11月28日にヒチョンが番組からの辞退を発表し、それに続くように12月5日にはヨンフンとユンドンが辞退するなど、最後まで番組へ参加することはなかったが、K-POPペン(ファン)・国民プロデューサーからは人気のメンバーとなっていた。

 そして「LIAR」は、3人が番組内のレベル分けテストにて、“HELLO AGAIN”というグループ名(HALOの名前をもじったものだろう)で披露した楽曲。今回のチャートインは、そんな彼らへの“応援広告”がクリスマス前に新宿ユニカビジョンと渋谷109にて掲載され、続けて3人へのクリスマスプレゼントとして、「LIAR」をSpotifyのバイラルチャート1位にし、Billboard Japanのランクインを目指し、ファンダムが一丸となって“スミン”したことによるものだ。

 改めて解説しておくと、“応援広告”はファン自身が資金を集め、団体名義で交通広告を出し、ファン以外にも強くアピールするというK-POP発祥のもので、今回の『PRODUCE 101 JAPAN』放送タイミングでは、各メンバーのペンが広告掲載したことも記憶に新しい(参考:日本でファンによる「応援広告」が急増したワケ)。

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