kolme KOUMI×Da-iCE 工藤大輝が語り合う、ダンス&楽曲制作のプロセスとセルフプロデュースの重要性

kolme KOUMI×Da-iCE 工藤大輝が語り合う、ダンス&楽曲制作のプロセスとセルフプロデュースの重要性

 kolmeのメンバーがアーティスト/クリエイターと楽曲制作やパフォーマンスについて語り合う対談連載。第4回目はkolmeで振り付けを担当しているKOUMIをフィーチャーし、最新アルバム『Do you know kolme?』の収録曲「Repeat」でコライトしているDa-iCEの工藤大輝を迎えての対談をお届けする。

kolme / Remind me…

 お互いにダンス&ボーカルグループとして活動し、セルフプロデュース力にも長けた両グループ。「Repeat」の制作秘話から、ダンス/楽曲制作といったクリエイティブのプロセスやダンスの原体験など、同じジャンルで活動する先輩・後輩にあたる両者ならではのトークを展開した(編集部)

kolmeはヨーロッパでウケそうなサウンド

左から工藤大輝、KOUMI

ーーお二人の最初の出会いというと……?

工藤大輝(以下、工藤):僕のラジオ『TALK ABOUT』(TBSラジオ)に出ていただいたのが初対面でしたよね。

KOUMI:工藤さんは私たちの前のグループの時代から楽曲を聴いてくださっていて、kolmeになってからやっとお会いすることができたんです。

工藤:初期の曲だと「To shine」(callme名義のデビュー曲)がすごく好きで、ライブも観に行っていたんですよ。でもお会いするのは今日で2回目なんですよね。一緒に曲を作っているのに(笑)。

ーー工藤さんは連載コラム(【月イチ連載コラム:工藤大輝と偶像音楽論(通算 第29回)】)でもkolmeを絶賛されていましたが、改めてお互いのグループについてどういう印象を持っていますか?

工藤:コラムでも書きましたけど、kolmeはまず曲がすごくいいというのと、感触としてヨーロッパの人たちにウケそうなサウンドだなと思っていました。僕はよく北欧に行って曲を作るのですが、現地のサウンドにも近いような……ざっくりですがUSではなくUKの方向性で、いわゆるダンス&ボーカルグループにはあまりいないタイプですよね。ダンス&ボーカルグループってサウンドもパフォーマンスもUSっぽい方向に行きがちですけど、個人的にはそうではない方が好きで、そんな空気感をkolmeには感じていました。

KOUMI:私は先日、Da-iCEさんのツアーの仙台公演を観に行かせていただいたんですよ。生で初めて拝見したんですけど、すぐファンになっちゃいました(笑)。行く前に予習で曲を聴いた時からかっこいいなと思っていましたけど、ライブのあとにも「あの曲よかったな……」ってリピートするくらい、楽曲もパフォーマンスもトータルで好きだった曲があって。

工藤:嬉しい! どの曲だろう?

KOUMI:「FAKE ME FAKE ME OUT」です。s**t kingz(略称:シッキン)さんの振付もかっこよくて。

Da-iCE -「FAKE ME FAKE ME OUT」Official Dance Practice

工藤:初めてシッキンの4人に振付してもらったんですけど、今の僕らの中でも一番ピークのパフォーマンスが見せられる曲ですね。

KOUMI:ライブの歌もダンスも完璧すぎたから、逆に欠点を探そうとちょっと意地悪な見方もしてみたんですけど、見つからなかったですね(笑)。 メンバー一人ひとりのキャラもすごく立ってると思ったし、「そりゃみんな好きになるわ!」って。

ーー今回の対談のお題は“ダンス”なんですが、工藤さんはDa-iCEのリーダーでありパフォーマー、KOUMIさんもグループでは振付をメインに手掛けられているということなので、まず振付や構成のこだわりを聞きたいです。

KOUMI:この2グループだとジャンルがけっこう違いますよね。Da-iCEさんはトレンドを意識した振りが多いなと思います。kolmeはそれぞれダンスの練習は重ねてきましたけど、まずは“3人の動きを揃える”というのを一番大事にしています。

工藤:3人ともマイクを持つから、大変じゃないですか?

KOUMI:そうですね、みんな左手が使えないので、片手で表現できる最大限の振付を、というのがkolmeの課題ではあります。Da-iCEさんのライブを観て、5人いたらいろいろ振りや構成でも遊べるしいいなあと思ったんですよ。

工藤:2対3に分かれて踊ったりとかもできますしね。でもさっきおっしゃったように、kolmeはユニゾンで踊ってる時の雰囲気がすごくいいなと思います。どんな流れで毎回振りや構成を作るんですか?

KOUMI:まず曲が上がったら、Team Black Starzというサラリーマン集団のダンサーズのリーダーとディスカッションしながら作っていきます。構成も一緒にスタジオに入った流れで作り始めるんですけど、その場に3人いたほうが話が早いことが多いので、最終的には3人でスタジオに入ったときに固まることが多いですね。Da-iCEさんは振付師の方が全部作ってこられるんですか?

工藤:そのパターンが多いですね。おまかせする代わりに、どんなに難しい振付が来ても文句は言わない(笑)。自分が作った曲だったら、「ここはみんなで盛り上がる感じにしたい」とか、要望みたいなものを先に伝えることはありますけど。たまにすごく難しいのが来て「いやいや、これどうするよ?」「この移動、無理じゃない?」とか頭を抱えることもあります(笑)。

KOUMI:さっき言った「FAKE ME FAKE ME OUT」のマイクスタンドをくぐったりするのとかすごく面白いアイデアだなと思ったんですけど、あれはどんな感じで出来上がってきたんですか?

工藤:僕らのこれまでの楽曲にもマイクスタンドを使った振付があって、それもシッキンのOguriくんが作ってくれたものだったんですよ。ということは、この曲は絶対普通の振付にならないだろうなと思っていたら、案の定そうで。シッキンメンバーが踊ってくれたのを見て「すごいな、これ自分たちで踊るんだ……」って途方に暮れながら振り落とししてもらった記憶あります。現状の僕らのレパートリーでは、あの曲が一番大変。

KOUMI:その“大変”を毎回更新していくんですね。kolmeはヒールで踊っているので、そこも考えないといけないんです。かかとが高い分、瞬時に移動するみたいなムーブが難しいというのもあるので、そういうところも考えながら作っていきます。

ーーkolmeのダンスは衣装も含めてですけど、体のラインがきれいに見えるように計算されている感じがします。

KOUMI:確かに、女性の武器を活かした振りというのをいつも考えていますね。もうアルバムの楽曲の振り付けが始まっているんですけど、そこでもいろいろとアイデアを盛り込んでいこうと思っていて。

工藤:kolmeは女性らしい振りが多いイメージがあります。ヒップホップも好きですけど、バキバキに踊って「どや!」ってされるよりはしなやかに魅せてくれるあの感じが素敵だと思っていて。

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