V6 井ノ原快彦は根っからの“すみっコ仲間”? 『すみっコぐらし』ナレーションから考える役割

 V6の井ノ原快彦が、『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(11月8日公開)のナレーションを、本上まなみと共に務めることが発表された。『すみっコぐらし』とは、リラックマなどで知られるサンエックスより2012年に発売されたキャラクターだ。

 『すみっコぐらし』では、北から逃げてきたひとみしりの“しろくま“や、あぶらっこいから残されてしまった“とんかつ“、恐竜の生き残りなのにつかまらないようにとかげのフリをしている“とかげ“、一方で本物の“とかげ“がいたりと、個性豊かなキャラクターが次々と登場する。

 サンエックス公式YouTubeチャンネルには、キャラクターを紹介する動画も公開されていて、その控えめな姿を見つめているうちに、どんどん愛着が湧いてくる。ちなみに、電車やバスに乗ったときも、カフェなどの飲食店でくつろぐときも、すみっこの席が落ち着く……という方なら、すでに“すみっコ仲間“なのだそうだ。

『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』劇場予告(60秒)

 シンプルに見た目のキュートさから小さな子どもが楽しめるのはもちろんのこと、ちょっぴりネガティブなキャラクター情報が大人たちの心を掴む『すみっコぐらし』。そんな“老若男女問わずに愛される存在“という意味では、アイドルとして長年活躍を続け、9月23日にオンエアが迫っている大人気特番『V6の愛なんだ』(TBS系)などのバラエティから、『あさイチ』(NHK総合)や『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)で落ち着きのある進行もできる井ノ原の存在感と、好相性のように感じる。

 意外にも、井ノ原がアニメ映画のナレーションを務めるのは本作が初。予告編を見ても、その声の優しいトーンは、アニメのほんわかとした世界観にピッタリで、ますますアニメ映画のナレーションが初とは思えない。「まんきゅう監督とも息が合って、普段自分では使わないような声を引き出していただきました」というコメントから、今後“声”の仕事も広がりを見せるのではないかと期待が高まる。

 そんな井ノ原が気になるキャラクターは、“えびふらいのしっぽ“だそうだ。“えびふらい“のしっぽは「固いからの食べ残された」という、“とんかつ“同様ちょっぴり哀愁を漂わせるキャラクター。「僕はいつも残さず食べるので、最後まで食べてほしいっていう願いを叶えてあげられるかなと思いました」と選んだ理由も愛情深いところが、なんとも井ノ原らしい。

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