GENERATIONS「DREAMERS」から伝わるメッセージとは? 7つの物語を描いたMVより考察

 「DREAMERS」では、曲中に〈起と承と転結になるように〉とあるように、夢に辿り着けるまでその道を走り続けようというメッセージが発せられている。目指すものや立ち向かう壁は人それぞれだとしても、夢に向かって必死に頑張る姿勢はどれも美しい。同曲が伝えたいことはそこにあるのではないだろうか。

 また、GENERATIONSも同様に、いろんな壁を必死に乗り越えてきたからこそ今がある。そんな彼らが夢について歌うとき、聴き手の心を揺さぶる説得力を発揮するのだ。また、MVでは葛藤や挫折だけでなくその先にある希望も丁寧に描かれている。夢を追う若者の背中をそっと押してくれると同時に、上の世代にとっては“あんな時代もあったな”と懐かしく感じることだろう。

 「DREAMERS」の冒頭では〈題名をつけて君だけの物語〉という一節がある。つまりどんな人生や仕事であっても誰もが物語の主人公であるということなのだ。同曲のMVが、一つの物語に絞らずいくつもの視点から描かれているところからもそう感じてならない。

 「DREAMERS」はGENERATIONSを代表する応援ソングだ。今回の『ミュージックステーション』をきっかけに、夢を持つ/持たない関係なく全ての人に彼らの思いが届くのではないだろうか。

(文=本 手)

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