NEWS 増田貴久、デビューから貫いてきたアイドルとしての美学 33歳の誕生日を機に読み解く
本日7月4日は、NEWS増田貴久の誕生日。今夜の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)へのゲスト出演に続き、7月6日の『THE MUSIC DAY 2019 ~時代~』(日本テレビ系)、7月9日の『火曜サプライズ2時間スペシャル』(日本テレビ系)、7月14日の『音楽の日』(TBS系)に出演、そして新ドラマ『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)が放送開始とメディアへの露出が続き、さっそく充実した33歳になることを予感させるスタートダッシュを見せてくれそうだ。
増田が、ジャニーズ事務所に入ったのは1998年、小学校6年生のときだった。わずか1カ月後にKinKi Kidsの東京ドームのコンサートでバックにつくなど、順風満帆なジャニーズJr.の時期を経て、2003年にNEWSとして華々しくCDデビューを飾った。だが、NEWSはそれから幾度となく厳しい状況に見舞われる。
思うようにグループ活動ができない時期もあった。2006年には、増田と手越祐也によるユニット・テゴマスを結成。テゴマスの充実した日々が、よりNEWSとして活動できない歯がゆさを感じさせた。そんな中、発表された人気メンバーの脱退。気づけば、人数は結成当初の半分以下に。小山慶一郎、加藤シゲアキ、そして手越と増田。この4人で何ができるのか、途方にくれた時期もあった。
だが、そんな苦しい場面に見舞われるほど、私たちは増田のプロ意識、「ちゃんとしたものをファンに届けたい」というブレない想いに触れてきたように思う。「NEWSを忘れられたくない」と再始動を急いだ小山に、増田は「違うんじゃないか」と反論したという。さらに「東京ドームでできるまでは、ライブをやらなくていい」と言い放ったとも。
「ちゃんとしたものができないんだったら、やる必要ないじゃないか」言葉尻だけをとらえると、増田はこだわりが強く難しい人だと感じられるかもしれない。だが、そのこだわり=美学こそ、増田のアイドルとしてのプライド。水面下では濁流に抗いながら必死にもがいても、ファンに向ける笑顔は完璧でいたい。ファンが心から感動する歌を、トークを、パライブフォーマンスを……。そんなひたむきに突き進んできた増田の想いが伝わってくる歌がある。