SWAY、初ワンマンで上京前の“リベンジ”果たす 盟友EXILE SHOKICHIとのコラボも

SWAY、初ワンマンでSHOKICHIとコラボ

 後半では、大人の洗練を感じさせる「Lullaby」や、ラッパーであるSWAYが歌に挑戦した「Acting Myself」などの楽曲でじっくりと聴かせる。そして「Never Say Goodbye」で、SWAYがLDH JAPANに所属するきっかけとなった、北海道時代からの盟友であるEXILE SHOKICHIが登場すると、またしても会場が熱狂に包まれる。二人にとって、こうして共演することはきっと夢の一つだったのだろう。SHOKICHIが「初めて(この曲を二人で)やったね。でも、やるべきところでやれたんじゃないですか?」というと、SWAYも満面の笑みだ。SWAYは、「レペゼン札幌! 俺たちは北海道から東京をロックしにきているから、気合いが違う」と言い、そのまま二人で「Rock City」を披露した。

 SHOKICHIがステージを去った後、DJブースの前に腰掛けたSWAYは「色々不安もあったんですけれど、ここに立ってみんなの顔見たら吹っ飛んでしまった」と語り、ストレートなラブソングである「Perfect Love」を観客たちに届ける。そして、ハッピーなバイブスに溢れた楽曲「Let Me Know」で、本編は幕を閉じた。


 鳴り止まないアンコールに再登場したSWAYは、さらにパーティー感を高める「Friday Night」を披露するのだが、ここでマイクをステージ下に落としてしまうハプニングが。DJが音を止めて、落ち込むSWAYをダンサーが慰め……と思いきや、楽曲の途中から完璧なタイミングで再びパフォーマンスをスタート。SWAYらしいトリッキーなドッキリだったのだ。また、パフォーマンス後には、斎藤工がプロデュースと主演を務め、お笑い芸人の永野が原作を手がけた映画『MANRIKI』への出演が決まったことも告げられる。ステージに二人が登場すると、永野はSWAYのライブにいたく感銘を受けた模様で、なんども「X」のポーズを決めていた。観客たちと「SWAY SWAY」の振り付けを一緒に行う“SWAY SWAYチャレンジ”の生配信が行われた後は、大阪で再び同公演を行うこと、2019年2月14日に新曲をリリースすることも告げられた。

 「25歳の時に上京して7年が経ちました。上京直前に『THE S』というアルバムをリリースして、地元の300人の箱でライブをやったんだけれど、(観客が)入らなかったんだよね。悔しかった。(中略)遠回りといえば遠回りだったかもしれないけれど、今日は300人を余裕で超える人数が入りました。リベンジができた気がします、ありがとうございます」と、観客への感謝を真摯に伝えた後は、『THE S』から「履き潰したKICKS」を披露。努力を肯定し、諦めない心の大切さを歌ったこの曲は、25歳のSWAYが未来の自分に向けて書いたものだったのかもしれない。ラストを飾った「Look Up The Sky」には、遠回りをしてきた男・SWAYが歌うからこその説得力が、たしかに宿っていた。

(文=松田“tissue”広宣)

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