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EXILE SHOKICHIが語る、ソロ活動とグループでの役割 「培ってきた音楽をEXILEに反映させる」

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 EXILE SHOKICHIがシングル『Futen Boyz』を10月3日にリリースする。表題曲はEXILE HIROが企画プロデュースを行う総合エンタテインメント・プロジェクト『HiGH&LOW』シリーズの最新映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』のオープニングテーマとなっており、MVでは劇中に登場するキャラクター・縦笛兄弟(八木将康/天野浩成)との共演を果たしている。

 7月には新たなプロジェクト<KOMA DOGG/LDH MUSIC>を発足し、その第一弾アーティストとしてラッパーのSALUを迎えて大きな話題になったほか、現在はEXILEのボーカリストの一人として全国ドームツアー『EXILE LIVE TOUR 2018-2019 “STAR OF WISH”』を行うなど、音楽シーンにインパクトを与える活動を次々と展開しているEXILE SHOKICHI。歌やダンスのみならず様々な楽器を操るマルチプレイヤーであり、自ら作詞/作曲を行うコンポーザーであり、他のアーティストの活動をサポートするプロデューサーでもある彼のアクティビティの源には、一体どんなアティテュードがあるのか。新曲の制作背景やソロ活動の展望、EXILEにおける自身の役割から、その現在地を探った。(編集部)【※記事最後に読者プレゼントあり】

遊びながら自由に作った楽曲

――5月にリリースした『Underdog』以来、約4カ月ぶりとなるシングル『Futen Boyz』が完成しました。表題曲は、映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』(9月28日公開)のオープニングテーマとして書き下ろしたのですか?

SHOKICHI:そうですね。しかも、お話をいただいたときに、すでに映画はほとんど完成していて、どのシーンで使われるかも全部決まっていたので、すごく作りやすかったです。実際に映画を観たら、すごい入ってきやすい内容というか、純粋に楽しめる作品だったのも良かったです。「こういう感じで作りたいな」っていうのが、スムーズにイメージできました。

――『HiGH&LOW』シリーズではお馴染み、山王連合会のダン(山下健二郎)、テッツ(佐藤寛太)、チハル(佐藤大樹)の3人が主人公となっています。彼らのキャラクターも楽曲に反映しているのでしょうか?

SHOKICHI:しっかり反映しています。3人が旅をしながらある街に辿り着いて、その街で恋をしたり、そこで暮らす人たちの生活に入り込んで、ちょっとしたお手伝いをする人情物語なので、『男はつらいよ』シリーズの寅さんーー“フーテンの寅さん”みたいだなと感じたんです。それで、3人の姿から“フーテン・ボーイズ”という言葉を思いついて、タイトルにしました。

――楽曲のサウンド面は、どのようなイメージで制作したのでしょう?

SHOKICHI:オープニングシーンは、3人がビンテージカーに乗り込んで、何も無い一本道を駆けていくようなシーンで、ロカビリーっぽいイメージを受けたんですよね。それで、今回はロカビリーのテイストを盛り込んだ楽曲にすることにしました。エルヴィス・プレスリーを始め、様々なフィフティーズのアメリカンロックをいろいろ聴き込みましたね。そこから得たイメージを、いつも一緒に音楽制作をしているSKY BEATZに、BPMや細かいディテールも含めて伝えたら、もうバッチリなトラックを仕上げてくれたので、そこにトップラインを作って乗せていきました。作業自体はすごいスピーディで、企画から完パケまで、2週間ぐらいしか掛かってないと思います。その中でいろいろと遊ぶこともできて、例えばBメロはエルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」にインスパイアされたところもあるんですよね。メロディも肩の力を抜いて、かなり自由に作れた一曲になったと思います。

――映画の内容自体も、『HiGH&LOW』のスピンオフという位置付けでありながら、アクション無しの“青春純情ムービー”という、遊び心のある作品になっています。

SHOKICHI:すごく明るい作品で、ちょっとファニーなところもある映画なんですよね。楽曲でもそのムードを大事にして作りましたし、MVも今回はかなり遊びました。もっとも、映画を観ていない人は意味がわからないと思うんですけど、個人的には、劇中に出てくる“縦笛兄弟”というアーティストが結構刺さって……しかも、そのひとりは、自分の実の弟(八木将康)だっていう(笑)。これはもう、MVにも彼らに登場してもらうしかないなと。実は、これが初の兄弟共演になるんですよ。意外なことに、これまであまり仕事で絡むことはなくて。いい機会になったと思います。

EXILE SHOKICHI / Futen Boyz (Music Video)

――こういうコミカルな作風は珍しいですね。

SHOKICHI:フィフティーズを現代に落とし込むには、ちょっとコミカルなところも必要なんじゃないかなと。生真面目にやるよりは、ちょっと遊んでいる感じ。『クライ・ベイビー』っていうジョニー・デップが主演した映画があるじゃないですか? あれもわりとコミカルな感じでフィフティーズを描いているんですよね。あのイメージを、自分なりのフィルターを通して形にしていきました。

自分の中では第2章のイメージ

――そんな遊び心溢れた表題曲に対し、カップリングの「プラトニックラブ」は、かなりシリアスなバラード曲になりましたね。

SHOKICHI:良い意味で対比的になりましたし、この曲の完成度には、自分的にかなり満足しているところがあって。基本はR&Bなんですけど、ちょっと最新のヒップホップも感じるような……だけど、馴染みのあるJ-POPのメロディラインのサビがある。そういう曲を毎回作りたいとは思っていたんですけど、今回それがひとつ形になったかなと。だから、この曲はめちゃめちゃ気に入ってますね。歌詞の内容も、自分史上多分いちばん深い感じに完成させられたかなと思っていて。一見、ラブソングなんですけど、実はいろんなふうに読みとれる歌詞になっているんですよね。

――様々な解釈ができる歌詞になっていると?

SHOKICHI:たとえば、SNSが一般化して以降、偏見や誹謗中傷が可視化されて、まるで大戦争状態ですよね。そういう状況の中で、EXILE SHOKICHIとして何を歌おうかと考えた時、自分が思ったことをダイレクトに表現するのは少し違うと感じたんです。そのため、たくさんの比喩を入れながら歌詞を書いていきました。一方で、ブリッジの部分は牧師が語っているようなイメージで英語詞にして、かなりストレートなメッセージを込めたりしています。その対比によって、立体感のある歌詞になったと思うし、深みのある内容になったのではないかと。

――3曲目には、2015年のシングル「Don’t Stop the Music」に収録されていた「Y.L.S.S. feat.PKCZ®」のリミックスバージョンが収録されています。

SHOKICHI:最近はPKCZ®のイベントに出演することも結構多いので、何かもう一回、「Y.L.S.S.」――“イエロー・レモンサワー・スクワッド”をリバイバルできたらいいなと思っていたんです。加えて、今回のソロプロジェクトは、自分の中では第2章のイメージでありつつ、第1章から続いているものでもあるので、それを楽曲面でもちゃんと提示したかったので、久しぶりにリミックスを作らせていただきました。

――EDM色の強かったオリジナルバージョンと聴き比べると、SHOKICHIさんが今、指向している音が、すごく反映されているように感じました。

SHOKICHI:今回は新しくギターの音を入れてみたりとか、自分の中にあるロックのムードみたいなものを、かなり反映した感じで仕上げています。だから、結構前とは違う感じの雰囲気の曲になっているとは思いますね。

      

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