チャットモンチー、ラストアルバム『誕生』リード曲は一つの集大成に 『Mステ』出演に寄せて

 二人体制になってからのチャットモンチーは、打ち込みやデジタル楽器を多用した“チャットモンチー・メカ”など新たなスタイルに挑戦。渡辺氏は『ミュージックステーション』で披露する、ラストアルバム『誕生』リード曲「たったさっきから3000年までの話」は、“チャットモンチー・メカ”としての一つの集大成だと解説する。

チャットモンチー 『たったさっきから3000年までの話』

「『たったさっきから3000年までの話』は、柔らかいキーボードサウンドから始まって、中盤あたりから激しいビート、シンセサイザーとともに、橋本さんのボーカルにエフェクトやエコーがかかっていく、打ち込みをメインにした楽曲です。3ピース時代はギター、ドラム、ベースでバンドとしてどんなサウンドを鳴らせるかにこだわっていたように思います。ライブでもアレンジを加えず、音源をいかに忠実に再現するかに挑戦していた。結果的に3人として最後のアルバム『YOU MORE』は3ピーススタイルを極めた作品になりました。新体制として初めてリリースしたシングル曲「満月に吠えろ」では、福岡さんがドラムを担当し、橋本さんはルーパーを使ってギターの音を重ねています。またライブでは橋本さんがファンと一緒に振り付けを楽しむなど、より自由度の高いパフォーマンスが見られるようになりました。その後も3ピース時代の楽曲にも打ち込みを入れたり、互いに楽器パートを入れ替えたり、橋本さんが歌い方にアレンジを加えるなど、楽曲を解体して再構築してきた印象です。『シャングリラ』など3ピース時代のサウンドのイメージで止まっているリスナーも多いと思うので、『Mステ』のパフォーマンスを見たら驚くかもしれませんね」

 『ミュージックステーション』では「たったさっきから3000年までの話」に加え、彼女たちの代表曲「シャングリラ」もパフォーマンス予定。渡辺氏は“チャットモンチー・メカ”的なアレンジになる可能性もあると予想したが、どのような形で「シャングリラ」を披露してくれるのだろうか。“完結”まで残りわずかとなったチャットモンチーの貴重な生パフォーマンスをテレビの前で楽しみに待ちたい。

(文=村上夏菜)

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