TOKIO 山口達也の契約解除に国分太一がコメント「彼が普通の社会に戻る姿を僕は望んでいます」

 しかし、国分はTOKIOとしての活動は未だ白紙だと述べる。「まだ正直、(TOKIOとしての今後の活動が)何も見えていない……。とにかく今自分たちができることは、明日に向かって一歩一歩丁寧に進んでいくということしか今は考えられないです」と俯いた。

 TOKIO、そしてジャニーズ事務所を退所した山口については「それは甘えと言われるかもしれないですけれども……」と前置きし「彼は抜けますが、僕たちは30年近く同じ目標、夢に向かって走ってきました。やはり今後とも責任を持って彼を見ていくことが大切だと(メンバー)一人ひとりが思っていると思います。ただ、心のケアをしなければいけない状況なので、どのくらいの距離感で接していけばいいのか、僕らもまだわからないところではありますので、専門的な医師の方にもお話を聞いて、色々と自分たちも学んでいかなきゃいけないなと思っています」と本音を吐露。

 また「山口はジャニーズ事務所を辞めました。ここで新たなスタートラインについたと思います。ここからどうやって自分と向き合っていくか、どのぐらいかかるのかわからないですが、社会復帰もしなきゃいけない。そして社会復帰した時にはまた新しいスタートラインに立つと思います。それをこれから山口は続けていかなきゃいけない。だからこそ、ジャニーズ事務所もそうですが、僕個人としても山口を見ていく。そして、彼が普通の社会に戻る姿を僕は望んでいます」と強い眼差しで山口の未来についての希望を口にした。

 最後に国分は「これから先のことは正直、誰もわからない状況です。ただ、山口もTOKIOも背負うべきものを背負っていくしかない。山口は自分の犯してしまった罪。そしてTOKIOは山口のいないTOKIO。目の前にある現実にとにかく向き合って、一歩一歩丁寧に丁寧に進んでいけば、必ず小さい光が見えてくる。もうそれを信じて自分たちは進んでいかなきゃいけないなと。山口だけではなく、TOKIO4人も被害にあわれた方、そのご家族への想いを忘れずに今後もしっかりと向き合い、歩んでいこうというところが今言えることかなと(思います)」と自身の考えを伝える。

 そして「ファンの皆さんには本当に迷惑をおかけしてますし、白紙ということしか言えないことに、自分たちも悔しい思いでいます。ただ自分たちもなんとか希望を持って、前に向かっていきたいと。そこもわかってもらいたいなと」とファンへの謝罪とお願いを口にし、「それから、これは改めてお願いです。被害者の方への誹謗中傷、そして被害者の特定というものはやめていただきたいです。これは本当に強く思います。よろしくお願いします」と深く頭を下げた。

(文=向原康太)

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