けやき坂46 齊藤京子、ラーメン大好きキャラで急浮上? 初冠番組への期待

 もちろん面白いキャラだけでなく、齊藤はアイドルとしても高い実力を備えている。中でも特筆すべきは印象的な歌声。低音ボイスを活かした、しっかりと相手の心に響く歌声でグループを支えている。『けやかけ』で披露した中森明菜の「DESIRE-情熱-」は絶品で、歌が上手いアイドルはたくさんいるが、あのキーで上手に歌い上げる歌手は少ないだろう。齊藤自身も80年代~90年代の歌謡曲が大好きで、中森明菜や松田聖子をはじめ、寺尾聡の「ルビーの指環」や研ナオコの「夏をあきらめて」なども好きでよく聴いているという。ひらがなけやき初主演ドラマ『Re:Mind』の主題歌「それでも歩いてる」ではセンターを務めた齊藤。昭和歌謡を想起させフォーク調のサウンドと味のある歌声の相性はバツグンだった。人気の高さはもちろんだが、タイアップの付いた重要な楽曲で彼女をセンターに抜擢した背景には、その歌声への信頼感がうかがえる。ちなみに、その声色を活かしたキレる演技も鬼気迫るものがあり、ドラマ放送時は「ラーメンの禁断症状が出ているのではないか」とファンの間で盛り上がっていた。

 テレ朝チャンネルでは、これまでももいろクローバーZ、でんぱ組.inc、AKB48のチーム8、SILENT SIRENなど、今を担う女性アイドルやアーティストたちが冠番組を持っていた。その流れでいけば、齋藤京子の名前が一気に広がる可能性は少なくないだろう。齊藤×ラーメンはネット上で注目されることも多いため、そういう意味でもたくさんの人に知ってもらえる機会になるはずだ。番組内容は「『けやき坂46』のメンバーが、年間約100杯のラーメンを食べるという彼女のランキングを覆す“自身過去最高のラーメン”に出会わせるべく、本人にはサプライズでさまざまな店へ連れていく。そして、「極上のラーメン」とのご対面!」(参考:テレビ朝日HP)とのこと。ひらがなけやきのメンバーが齊藤のためにラーメンを紹介して行くという設定なので、彼女の素のリアクションやキャラクターが楽しめそうだ。

(文=本 手)

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