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けやき坂46はなぜ面白く、新しく、楽しい? ライブ演出や展開のスピードから分析

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 けやき坂46は、欅坂46の持つ“もう一つの可能性”を提示するだけでなく、自分たち独自の道を切り拓く存在へと成長し続けている。1月30日から2月1日までの3日間行われたけやき坂46の日本武道館単独公演は、それを証明するのに十分なライブだった。詳細なレポートや一人ひとりの発言は別稿に譲って、本稿ではいくつかのトピックを抜き出してみたい。

 ビジョンも使わず等身大のパフォーマンスで表現した冒頭2曲から、モーションキャプチャを導入して瞬間移動のように演出した「語るなら未来を…」、ワイヤーアクションを取り入れた「誰よりも高く跳べ!」など、演出面でも「サーカス」をテーマの中心に据えながらメリハリを付けた同公演。なかでも一番の変化は、メンバー以外のパフォーマーをステージに上げ、よりスケールの大きな世界観を表現してみせたことだろう。その極地といえるのが中盤の「100年待てば」 だった。

 この楽曲はもともと、けやき坂46始動のきっかけになった重要人物・長濱ねるのソロ曲であり、昨年、彼女が兼任を解除し欅坂46専任になると聞いたときには、けやき坂46のライブで聴くことはもうないだろうと思っていた。が、メンバー11人だけでなく、ダンサーTAKAHIROが代表を務めるダンサーエージェント・INFINITYの面々がフラッシュモブとして加わったことで、武道館がこの日一番の“ハッピーオーラ”に包まれた。

 幕間で道化師によって披露されたジャグリングやフラッグといったパフォーマンスは、けやき坂46が全国ツアーで挑戦してきたこと。それを踏まえて考えると、この日の演出は決して突飛なものではなく、すべて彼女たちが切り開いてきた道の上にあり、欅坂46とは別の可能性そのものだ。

 そんな可能性をさらに拡大するべく増員されたけやき坂46の2期生は、幕張公演に続き堂々たるソロダンスとMCで観る者を驚かせた。彼女たちの単独パフォーマンスは「おいでシャンプー」(30日公演)「君の名は希望」(31日公演)「制服のマネキン」(1日公演)と乃木坂46のカバーであり、いずれも31日に卒業を発表した生駒里奈のセンター曲だった。この構成が偶然か必然かは不明だが、坂道シリーズの礎を築いた楽曲をこのタイミングで披露するのは、ある種“継承”の決意表明であり、先輩たちへの大胆な挑戦状とも取れる。「制服のマネキン」でセンターに立った渡邉美穂の表情からは、楽曲の元来持つイノセントさを感じることができた。

      

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