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27thシングル『涙雪』リリースインタビュー

Sonar Pocketが語る、2017年の充実と10周年に向けて 「みんながいるから今も音楽ができてる」

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“今”を切り取るのがSonar Pocketらしさ

――歌詞の中で<このトークに君はいなくなった 見たくなかった最後の通知 重ねた履歴>というように、LINEをダイレクトに想起させる言葉を使って失恋を表現していますよね。これもSonar Pocketらしい手法だと思いました。

ko-dai:やっぱり“今”を切り取るのがSonar Pocketだと思ってて。<既読>っていう表現も僕らが一番先に歌詞にしましたし(※2013年5月発売のシングル「片思い。~リアリナ~」)。僕らの曲って時代と思い出と共に懐かしいものに変わっていくと思うんですよ。

――というと?

ko-dai:例えば「好きだよ。~100回の後悔~」(※2010年12月発売)は歌詞の中で使ってるツールが<メール>なんですよ。でも今だったら、あの楽曲は<記念日のメール>じゃなくて<記念日のLINE>って書くと思うんですよね。僕らの日常、というよりほとんどの方の日常にLINEは存在してて、カップルの間でも(MV内で使っている)SNOWとかは多く使われてるものなので、常に今を切り取っている僕らとしては回避できないというか。曲に共感や感情移入してもらうために、頭の中でその景色がパンッと出てくるように。だから自ずとそういう言葉を選ぶんでしょうね。

――Sonar Pocketが誇るラブバラードといえば「戻らないラブストーリー。」や「Rain」など数ありますが、今作はどう進化してると思いますか?

eyeron:もしかしたら似てる言葉選びは過去にしたかもしれない。でもいろんな書き方をしてきて「これでいいんだ」と思えるのが今の自分だし、日常の中で思うような感情をブレずに出すことこそがSonar Pocketらしさだと思うんですよ。

matty:芯には同じものがあるんです。トラックに関してもピアノの旋律メインで進んでいきながらも、新しいサウンドギミックを散りばめて、バラードなんだけど落ちすぎずハイテンポでもないっていう、心の葛藤を描いた抑揚も含めて。今回はバラードの最新形とはいえ、Sonar Pocketの真髄というかベーシックにあるものをちゃんと描き出しつつ、eyeronの言ったような表現方法だったりメロの感じだったり、トータルバランスとして新しいものを表現できてるのかもしれないです。

matty

ko-dai:僕らの別れの曲って、主人公の感情を表すフレーズからサビに入ることが多くて。<100回くらい忘れようとしたけど もうダメだよ>とか、<もっと早く二人出逢って 誰より早く好きになっていれたら どれだけ幸せでしょうか?>とか。でも今回は<モノクロの冬snowflakes>。一つの言葉で冷たさ、悲しさ、儚さや、いろんなことを連想させたり情景を浮かばせたりする手法は今までそんなにやっていなくて。感情から入らなくても別れの曲を書けるようになったのは、僕らの重ねてきた年齢と成長かなとは思いますね。

matty:レコーディングでは、ko-daiとeyeronがいつも以上に丁寧に録っている感じを受けましたね。

ko-dai:eyeronは、最初に録ったものが納得いかなくてもう1回スタジオをに入って録り直してたし。

eyeron:一度レコーディングしてからko-daiが録ったのを聴いて、その声色にすごく感情が乗っていたので、これに対して自分はこの表現でいいのだろうか? って思っちゃったんですね。それでやり直しさせてもらって。より気持ちが伝わる表現方法はなんだろうってけっこう葛藤したので、そこにはこだわりが出たと思います。

――ko-daiさんとeyeronさんのバランス感も大事ですもんね。

ko-dai:逆に、eyeronが入れたあとに俺が全部録り直したこともありますし。eyeronと俺の歌い方比べるとコントラストあるなって。

楽曲はゴールのない旅をする

――「涙雪」は、7月から11月にかけての最新ツアー『Sonar Pocket JAPAN TOUR 2017 ~Reload~』ですでに歌っていたんですよね。

eyeron:はい。歌い終わったら自然と拍手が起こったり、歌ってても手応えがありますね。ライブで聴くのとCDではまた違う良さがあるでしょうし。

matty:自分の中では、CDを出しただけでは楽曲は完成しないと思っているんです。ライブの空間でその曲をやると、公演ごとに来てくれてる人もいろいろだから、そのたび違う完成形ができて。楽曲はゴールのない旅をしてるなって。自分たちにとって曲は子供みたいなものなんです。リリースという形で生んでから、成長していって、自分たちの手から離れていくこともあるし、カバーとかしてくれたら派生もするし。聴いてくれる人が増えれば増えるほどそれだけの完成形ができる。だからこの曲も楽しみです。リリースされてからいろんな道をたどっていくんだろうなと。

――ライブといえば、カップリング曲の「Reload」は今回のツアーのタイトルチューンでもあり、ライブの冒頭で披露した新曲ですね。

ko-dai:ツアーのために書き下ろしました。ツアーを回ったときにたくさん起きる、一期一会について歌ってます。

matty:曲がまだできてないときから「ツアーの1曲目にやりたいね」ってことでスタートして(笑)。それから「EDMっぽいけどソカのリズムを入れたサウンドで」ってアレンジャーさんと細かい相談を重ねてできた曲です。この曲の詞とかメロディの付け方こそ、自分たちの根本というか、3人で初めて曲作ったときと同じようなスピード感で。デビュー9周年のタイミングで、ベーシックに戻りつつも、その間に経験したことも踏襲できてるっていうのが、この楽曲からはすごく伝わるので、最初に曲作りを誘った僕としては感慨深いものがありますね。

ko-dai:2人のマイクリレーがSonar Pocketの原点なんですよ。一番最初に作った「going my way」もパート割りはこういう形だったので。「Reload」はめちゃくちゃ早くできました。

eyeron

eyeron:今回のツアー、ライブスタッフもかなり入れ替わって、自分たちも新たなものを作っていくぞって気持ちがあったんですね。「Reload」にもその勢いが出てますし迷いがないなって自分でも思います。3人だけじゃなくてスタッフ含めてチームみんなで戦ってるぞという姿勢で1曲目に歌ってました。

matty:MVもカッコいいので見てほしいですね。ライブの映像を使いつつ、裏側も見れつつ、映像として「涙雪」とは違うアプローチになってますので。

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