モーニング娘。OGメンバーが初期の舞台ウラ暴露 矢口真里「次売れなかったら解散と言われていた」
4thシングル以降、チャートアクションが著しくなかったモーニング娘。は、「次売れなかったら解散と言われていた」(矢口)と、グループ存続の危機を迎えていたという。そこで3期メンバーとして後藤真希を加入させ、センターに据えることでグループ内での地殻変動を起こし、『LOVEマシーン』は164万枚のヒットを記録した。同曲について、番組はつんく♂が“女性の胸”をテーマとしてシャ乱Q用に作ったが、お蔵入りになったものであると紹介。振り付けに関しても、これまでにない激しい楽曲のため、当初はダンサブルなものが用意されていたが、つんく♂はその振りを崩し、「アホの坂田」をモチーフにした内容にしたいと提案したという。その提案を受け入れた振付け師の夏まゆみは、炭坑節や「トイレを我慢しているポーズ」などを加えてアレンジし、今なお多くのファンが踊れる楽曲に仕上がったのだ。
当時、つんく♂とチャートを争っていた小室哲哉は、彼の楽曲について「いい意味で昭和のダンスミュージックというか、ピンクレディー後期のダンスミュージックを感じた。都倉俊一さんと阿久悠さんのコンビをつんく♂一人がやっているようで、どこかベタな部分も作っていたから、そこそこのお年になっている方も、カラオケで嫌じゃない感じに聞こえるんじゃないか」と分析コメントを寄せていた。
その後、石黒が卒業し、石川・吉澤・辻が加入。卒業と加入を繰り返すという、これまでにないアイドルの形が成立したほか、保田は“ブスキャラ”としてイジられるなど、キャラクターでも異彩を発揮するメンバーが現れ続け、2015年になった現在も、グループは解散することなく残り続けている。
番組の最後には、子供のために帰宅した中澤と、ぎっくり腰の石黒を除く7人がメドレー形式でパフォーマンスを披露。「ザ・ピース」、「Memory 青春の光」、「I WISH」や「LOVEマシーン」など、懐かしの楽曲を歌い上げた。
ほかにも、番組では9月24日に胆管がんで亡くなった川島なお美の追悼企画として、夫である鎧塚俊彦氏が川島への思いを伝えた模様を放送した。
(文=向原康太)