「ギャルメイク」と「キャバ嬢メイク」の違いとは? YouTube上の動画から分析
“メイク”は自分をより魅力的に魅せる手段のひとつだが、人や職によって意味合いは大きく異なる。今回は「ギャルメイク」と「キャバ嬢メイク」の違いについて、動画をもとに分析していく。
まずは上記の動画から「ギャルメイク」のポイントについて分析していこう。ギャルメイクは「自分なりに研究し、突き進む」という特徴がある。ギャルには多種多様なタイプがあり、動画に登場している“姫ギャル”、“マンバ”、“天使ギャル”のほかにも、“黒ギャル”、“姉ギャル”、“うさギャル”などがあり、それぞれが自分なりに研究を重ね個性を貫いている。動画では、ゆあなが自分でつくったリップを使用していることから、常にメイクに対して研究している様子が伺える。また、かえちゃが「ラテ肌の姫ギャルをやってみたい」と発言したのに対し、いちごが「新しいのをつくっていくのも全然ありだと思う」と返している。たとえ自分がしてみたいメイクが現状存在しないジャンルだとしても、新たに生み出していく強さがギャルメイクにはあるのだ。
また、ギャルという存在が時代の象徴でもあるため、メイクだけで時代を遡ることも可能だ。動画で“マンバ”メイク担当のいちごは、2007年生まれの16歳である。実際に“マンバ”メイクが流行した時代を体験していたわけではないが、「タレ目すぎても平成感がないから、切開ラインとタレラインが平行になるくらいがいい」と、自分なりに「平成感」を研究し、メイクに落とし込んでいる。
次に、「キャバ嬢メイク」について分析していく。上記のRちゃんの動画から分かるキャバ嬢メイクの最大の特徴は、「メイクも商売道具である」ということだ。あくまで仕事の1つであるため、メイクの基準も“自分”ではなく、“お客さん”基準でつくりあげていく。たとえば、動画でメイクを紹介しているキャバ嬢のきほが「メイクが強めなのが好きな人が来るときは濃くする」と明かしている。お客さんの好みに合わせて、メイクの濃さは都度調整してるのだ。
また、キャバ嬢メイクは時間によっての配慮も考えられている。きほは「昼と夜でメイクの濃さを分ける」と発言した。昼は薄め、夜は濃いめにしている。仕事でお客さんとランチなどに行くときは薄め、夜になりお店に出勤した際は濃いめに調整をしている。
人気キャバ嬢ひめかのメイク動画では、「短時間でメイク直しをしやすいか」、「顔を覚えてもらうためにあえてメイクは変えない」といった、キャバ嬢ならではの自己プロデュース的な考え方も持っている。
このように、ギャルにとってのメイクは「自己表現の手段」、キャバ嬢にとってのメイクは「仕事の武器」であることが動画の発言から読み取ることができる。今回取り上げたのは2つのジャンルについてであったが、メイクの使い方は人によって数えきれないほどあるだろう。個性を出すことも、自分を強くできるメイクは、どんな人にとっても心を助けてくれるツールかもしれない。
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