コラム
磔磔が育んできた、ライブハウスとミュージシャンの関係 ドキュメンタリーを機に数々の名演、バンドシーンの変遷を振り返る
京都の老舗ライブハウス、磔磔のこれまでの歩みをまとめた番組『磔磔(たくたく)というライブハウスの話』が、8月7日にフジテレビでオ…
ファンキー&グルーヴィー。さらには現代風な洗練も充分に身につけた最新型のR&Bサウンド。つまりバンド・サウンドについて言えば骨太にしてスタイリッシュな一級完成品なのだが、面白いのはそれらをブチ壊して台無しにする野性的“がなり節”ヴォーカルが襲い掛かってくる点。時代性と普遍的野性パワーを強引にミックスさせた欲張り節がスクービードゥーの魅力で、二つの意味での「よくぞここまで鍛えた」感がやたらスリリングなのだ。ただ、よくよく聴けば、コヤマ(vo)はライヴでの煽動MCを含め野放し型の歌いっぷりを誇りながら、一方でマツキ(g)の書く歌詞はウィットやユーモアをそこかしこに感じさせる相当に練られたもので、サウンドとのリズム感のマッチングもお見事だったりもする。つまり高性能知能犯と何やらかすかわからない暴れん坊が両方いるという意味で、小さくまとまった程好いお利巧さんばかりがやたらと増えてしまった現代ニッポン社会において、やたら貴重な人達なんである。 (小池清彦)
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