B’z 松本孝弘によるTMG、ジャック・ブレイズ&エリック・マーティンらオリジナルメンバーで再始動
松本孝弘(B’z)によるプロジェクト TMG(TAK MATSUMOTO GROUP)が、20年ぶりにオリジナルメンバーで再始動…
「シスター・クリスチャン」——アメリカン・ハード・ロック・バンド、ナイト・レンジャーを一気にスターダムへ押し上げた名バラードだが、彼らが失速するきっかけをつくったのもこの曲であった。
テクニカルなツイン・リード・ギターと2人の実力派ヴォーカリストを擁したナイト・レンジャーは、82年に『ドーン・パトロール』でデビューを飾る。翌年の2ndアルバム『ミッドナイト・マッドネス』では、ツボをこころえたキャッチーなメロディとギター・バトルをフィーチャー。その、ハードさと大衆性を兼ね備えた楽曲は、メタル・キッズのみならずポップ・ファンにもアピールした。そして、シングル・カットされた前述の「シスター・クリスチャン」が、折からの L.A.メタル台頭の機運にのって大ヒット。アルバムも200万枚を越える売上げを記録した。
しかし、バラード・ヒットにより人気を決定づけた彼らに、レコード会社はその後もポップ路線を要求し続け、バンドは徐々にハード色を薄れさせ、方向性を見失っていく。そして、メタル・ムーヴメント衰退と運命を共にするかのように、89年解散……。
良くも悪くもバラード・バンドのイメージが拭えない彼らだが、その真骨頂は、「ロック・イン・アメリカ」や「ドント・テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー」といったハード・ロック・ナンバーにあるのではないだろうか?
96年に、オリジナル・メンバーで再結成し『ネヴァーランド』『セヴン』2枚のアルバムとグレイテスト・ヒッツ・ツアーを成功させ再び活動休止。2007年結成25周年の節目に再び復活、9年ぶりのオリジナルアルバム『ホール・イン・ザ・サン』をリリースした。
松本孝弘(B’z)によるプロジェクト TMG(TAK MATSUMOTO GROUP)が、20年ぶりにオリジナルメンバーで再始動…