小熊俊哉が選ぶ、2018年洋楽ロック年間ベスト10 今もアップデートし続けていることを強く実感
1.The 1975『A Brief Inquiry Into Online Relationships』 2.Kacey …
生き延びるために故郷であるBenin(ブードゥー教の発祥地!)を去らねばならなかったアンジェリーク・キジョー。パリに移り住んでからは、アフリカの民族音楽をアメリカン・ヒップホップやヨーロッパの電子音楽、ワールド・ポップなどと融合する才能あふれるヴォーカリストとなった。彼女のヴォーカル・スタイルにはソウルやジャズの要素が見られるが、それはジミ・ヘンドリックスやケルト音楽、さらにヴォーカル・ジャズなどを聴いて育った生い立ちによるものである。彼女のノリのよい音楽は70年代スタイルのファンクやアシッド・ジャズのグルーヴ、強いビートをほどよくフィーチャーしており、クラブに集う若者を楽しませている。また、彼女のアカペラ・ヴォーカルは、アフリカ生まれの歌手・ミリアム・マケバを初めて聴いた時の感動を鮮烈に覚えている、大人のリスナーたちも喜ばせた。
1.The 1975『A Brief Inquiry Into Online Relationships』 2.Kacey …