上白石萌歌×生田斗真の相性にファン注目 『パンダより恋が苦手な私たち』での化学反応

一方、生田の2025年は非常に奇抜な役柄を演じた1年だった。2019年に始まったドラマ『俺の話は長い』(日本テレビ系)で、喫茶店を営む母親の住む実家に帰省する無職のニート・岸辺満を演じた生田は、5年ぶりの続編となる『俺の話は長い〜2025・春〜』でも変わらずにめんどくさいキャラクターを再来させる。

言い訳の上から屁理屈を塗りたくり、口先だけを器用に操る話ぶりは健在。「自分は間違っていない」と本気で信じている表情で話し続ける満のひねくれたキャラクターは、人間にまったく興味がない変わり者である『パン恋』の司とも通ずる部分がある。生田の役どころはセリフ量も非常に多いはずなので、本作で培った経験を十二分に発揮してくれそうだ。
さらに、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合)では、蔦重(横浜流星)たちの前に最後まで立ちはだかった一橋治済を怪演。自らの欲望を満たす筋書きを容赦なく遂行し、意のままに政権を操る治済は、まさにラスボスに相応しい末恐ろしさと冷酷さを兼ね備えた人物だった。狂気の仮面をつけ外しながら、のらりくらりと言葉を避けていく生田の芝居なくしては、これほどまでに畏怖される対象とはならなかっただろう。終盤には一橋治済の“替え玉”となる斎藤十郎兵衛を一人二役で演じ、一目で別人であることが分かる確かな演技力を証明した。

三谷幸喜が25年ぶりに民放GP帯連ドラの脚本を担当した『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)では、物語の中盤から登場して存在感を発揮。1984年の渋谷・八分坂にあるWS劇場でダンサーとして働くリカ(二階堂ふみ)の元情夫である“トロ”ことトロ田万吉を演じた生田は、彼女に心を奪われている脚本家の久部を演じた菅田将暉と一騎打ちで火花を散らす。
トロは久部の舞台に対しても悪態をつき、粗暴な言動を繰り返す男だが、どこか悪役になりきれない滑稽なキャラクターでもある。乱暴な口ぶりに似合わない情けなさを絶妙な塩梅で調整できる生田は、場をかき乱すために配置された役者として抜群の存在感を放っていた。
『パン恋』のあらすじを振り返ると、自身の主張を曲げずに説き伏せようとする生田に、上白石が翻弄されながらも食らいついていく構図になるだろう。それぞれが2025年に大活躍した役柄を踏まえても絵が想像しやすく、毛色の異なるコメディをやり遂げてきた2人の相性も悪くないはずだ。上白石と生田がそれぞれ演じる一葉と司が、互いに影響を与えながら、どのような関係性になっていくのか。
恋が苦手とされるパンダなど動物たちは、実は限られたチャンスを活かす「恋愛上級者」だった。動物の求愛行動から、常識に囚われる現代人がシンプルに幸せになるヒントを解き明かす。
■放送情報
『パンダより恋が苦手な私たち』
日本テレビ系にて、1月10日(土)スタート 毎週土曜21:00~放送
出演:上白石萌歌、生田斗真、シシド・カフカ、仁村紗和、柄本時生、三浦獠太、片岡凜、佐々木美玲、佐々木史帆、髙松アロハ(超特急)、平山祐介、宮澤エマ、小雪
原作:瀬那和章『パンダより恋が苦手な私たち』(講談社文庫)
脚本:根本ノンジ
演出:鈴木勇馬、松田健斗、苗代祐史
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:藤森真実、白石香織(AX-ON)
音楽:MAYUKO
主題歌:生田斗真「スーパーロマンス」(Warner Music Japan)
制作協力:AX-ON
©日本テレビ
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