北川景子、『ばけばけ』で朝ドラ初出演 2児の母となった現在も“才色兼備”な理由を紐解く

北川景子、母となった今も“才色兼備”な理由

 『あなたを奪ったその日から』(2025年/カンテレ・フジテレビ系)では、食品アレルギーで幼い娘を失うという絶望的な経験をした母親が復讐に向かっていくという難役に挑戦した。食品会社社長へ恨みを抱き、その子どもを誘拐するものの、憎しみと愛情の間で揺れ動く母の姿を、鬼気迫る演技で見せてくれた。

『あなたを奪ったその日から』に見た人間ドラマの真髄 曖昧さゆえのリアリティが生む余韻

北川景子主演のドラマ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系)が6月30日に最終回を迎えた。食品事故で子どもを失った…

 北川は、「子供を授かってからは自分に自信が持てるようになったんです。子供にとって母親は私しかいないので、自分の存在意義を感じられたというか。お仕事で頂く役にも幅が生まれたりと、まさにターニングポイントでした」と語っており、女優としても人間としても、母となってますます輝きを増しているようだ。(※2)

 『ばけばけ』で演じる役について、北川はコメントで、こう紹介している。

「今回私が演じます雨清水タエは、松江藩で代々家老を務めた家の出で、三十人近い奉公人にかしづかれ育ったお姫様です。(中略)姫として教養を受け育ち、武家の誇りを持ち生き続けてきたのに、ある日突然生活能力を身につけて働けと言われても、タエは戸惑うばかりで時代にアジャストするという価値観はありません。タエは最後まで誇りを捨てることなく生きていくのか、子どもたちのために誇りを捨て、一度死んだつもりで生きるのか、決めなくてはならなくなります。国のために生き、国に翻弄された姫を、心を込めて演じます」(※3)

(左から)板垣李光人、堤真一、北川景子

 制作統括の橋爪国臣プロデューサーが、「この役をどなたに演じていただくか考えた時、真っ先に思い浮かんだのが北川景子さんでした」という通り、北川のための役と言ってもよさそうだ。芯の強い美しい姫の姿を見られる日が、今から待ち遠しい。

参照
※1. https://mezamashi.media/articles/-/149635
※2. https://i-voce.jp/feed/4072113/
※3. https://realsound.jp/movie/2025/07/post-2085271.html

■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、2025年秋~放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、北川景子
作:ふじきみつ彦
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる