『あんぱん』津田健次郎&倉悠貴が演じるのはどんなキャラ? 役どころと起用理由を紹介

NHK連続テレビ小説『あんぱん』は、長く苦しかった戦争の時代を超え、舞台は戦後へと移り変わっていく。「愛国の鑑」と呼ばれ、軍国主義を子どもたちに教えていた主人公・のぶ(今田美桜)は、自分が信じた「正義」が覆り、教員を辞職する。さらに、夫の若松次郎(中島歩)を病で亡くしてしまう。一人になったのぶは、次郎が残した速記をきっかけに、高知新報という新聞社に入社することに。実は、物語のモデルになっているやなせたかし夫妻が初めて出会ったのは、高知の新聞社だという。のぶと嵩(北村匠海)、二人の物語も、きっとここからが本番になってくるのだろう。
『あんぱん』史実におけるやなせたかしと妻の暢を解説 2人の出会いは“新聞社”だった
NHK連続テレビ小説『あんぱん』は、第13週「サラバ 涙」から戦後の高知が舞台となっている。先生をしていたのぶ(今田美桜)は、結…のぶと闇市で出会い、新聞社の採用試験を受けるように薦めるのは、高知新報の記者・東海林明だ。演じるのは、アウトローな雰囲気が魅力的な津田健次郎である。

津田は、1971年生まれの54歳。大学卒業後、演劇を中心に活動し、1995年にテレビアニメ『H2』で声優デビュー。色気のある低音ボイスが特徴的で、『呪術廻戦』の七海建人役や『ゴールデンカムイ』の尾形百之助役など、多くの魅力的なキャラクターを演じてきた。
ナレーター、俳優などボーダレスに活動していた津田だが、一般にその名と顔を知られるようになったのは、語りを務めた朝ドラ『エール』(2020年度前期)での本人出演によるところが大きいだろう。戦後すさんだ生活を送る久志(山崎育三郎)のマージャン仲間という役柄だった。ほぼ初めて観る津田の顔に、「あの声の主は、こんなイケメンだったのか」と驚いたのは、筆者だけではないはずだ。
津田健次郎、『1995』でさらなる新境地へ 初主演ドラマを機に振り返る“ツダケン”の奥深さ
ついに実現した、というほかない。津田健次郎が主演を務めるドラマを目にする日が来たのだ。 フジテレビ系にて3月21日に放送され…以来、『最愛』(2021年/TBS系)でのクセのある刑事役や、『西園寺さんは家事をしない』(2024年/TBS系)での恋するYouTuber役など、印象深い役を好演。そして、『1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~』(2025年/フジテレビ系)の救命救急センター長の医師役で、テレビドラマ初主演を果たした。
『あんぱん』統括プロデューサーの倉崎憲は、津田の起用理由をこう語っている。
「連続テレビ小説『エール』でご一緒して以来、津田さんが醸し出す人間の色気にひきこまれ、それは津田さんがいつも目の前にいる人や事象と真摯に向き合って下さるからだと思い、東海林役とリンクする部分がありました」(※)
津田健次郎×鳴海唯×倉悠貴、『あんぱん』出演へ 柳井嵩が戦後に入社する新聞社の人々に
NHK連続テレビ小説『あんぱん』に、津田健次郎、鳴海唯、倉悠貴が出演することが決定した。 朝ドラ第112作目となる本作は、『…冷静さの中に熱い思いをたぎらせているような渋い大人の男であり、なおかつかわいげも感じさせる津田。予告で「君のような人を私は待っちょった」と土佐弁で話すのを聞いただけで、いやがおうにも期待が高まる。























