津田健次郎×鳴海唯×倉悠貴、『あんぱん』出演へ 柳井嵩が戦後に入社する新聞社の人々に

津田健次郎×鳴海唯×倉悠貴『あんぱん』出演

 NHK連続テレビ小説『あんぱん』に、津田健次郎、鳴海唯、倉悠貴が出演することが決定した。

 朝ドラ第112作目となる本作は、『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルとした勇気の物語。実在の人物である2人をモデルとするが、登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描かれる。脚本は、NHK連続テレビ小説『花子とアン』、NHK大河ドラマ『西郷どん』などを手がけた中園ミホが担当する。

 出演の決まった3名は、北村匠海演じる柳井嵩が戦後に入社する「高知新報」で出会う人々。津田が演じるのは、高知新報の編集局主任で、戦後の闇市でのぶ(今田美桜)と出会い、のぶに高知新報の採用試験を受けることを薦める東海林明役。朝ドラは『エール』以来の出演となる。

 鳴海は、高知新報にのぶと共に戦後初の女性記者として入社し、ふだんはおしとやかだが酒が入るとじょう舌になる小田琴子役を演じる。朝ドラは『なつぞら』以来の出演だ。

 倉が演じるのは、高知新報の編集局記者で、後に地方紙としては異例の総合雑誌『月刊くじら』の立ち上げメンバーの一員になる岩清水信司役。朝ドラは『おちょやん』以来の出演となる。

 津田、鳴海、倉からはコメントも到着した。

コメント

津田健次郎(東海林明役)

津田健次郎

「逆転しない正義とは何か」という大切な問い。戦前、戦中、戦後という激動の時代を生きる二人の絶望と希望の物語。愛と勇気が満ちるこの作品に参加出来ることをとても嬉しく思います。東海林明という重要な役を託して下さったプロデューサー陣の期待に応えるべく、脚本から飛び出してくる豊かな言葉に感動し、丁寧な演出をして下さる監督陣に導かれ、温かいスタッフの皆様の元気に支えられながら、素敵なキャストの皆様と共に「あんぱん」の時間を生きています。撮影はハードなのですが、笑顔溢れる最高の現場で楽しく過ごしています。願わくば、多くの皆様にこの物語が届きますように。先の見えない混迷の今を生きる皆様の心に響きますように。

鳴海唯(小田琴子役)

鳴海唯

「私はアンパンマンのような人になりたいです」
オーディションシートの自由欄にそう書いた日から作品とのご縁が始まっていたように思います。
私が演じる小田琴子という女性はのぶさんとともに戦後初の女性記者として高知新報で働くことになります。
一見おしとやかな女性に見えますが実は二面性のある、とてもユニークな女性で、彼女の一挙手一投足を見逃さずに演じたいという思いで現場に臨んでいます。
終戦を迎えた高知新報の自由と活気に溢れる日々をお届けできるよう精一杯頑張ります!
皆様に琴子としてお会いできるのが待ち遠しいです!

倉悠貴(岩清水信司役)

倉悠貴

『おちょやん』に続き、また朝ドラの舞台に戻って来られて大変光栄に思っております。
『あんぱん』では、高知新報の記者・岩清水役を演じます。津田健次郎さん演じる東海林との掛け合いや、のぶや嵩とどんな関係を築いていくのか是非楽しみにしていただけたらうれしいです。
撮影現場では、共演者やスタッフの皆さんとともに、温かい雰囲気で撮影に臨ませていただきました。
朝から皆さんに元気や笑顔を届けられるよう、精一杯演じました。
ぜひ、よろしくお願いします。

倉崎憲(チーフ・プロデューサー/制作統括)

戦後、長い戦時体制から解放されて活気にあふれる高知新聞社をモデルにした“高知新報”を舞台に、新たな風を吹き込んでいただくキャストの皆さんに集っていただきました。
戦後において何が世の中に必要なのか、メディアの役割をのぶたちに問いかけ、熱量をもって周りを巻き込んでいく人間味たっぷりの東海林役に津田健次郎さん。連続テレビ小説「エール」でご一緒して以来、津田さんが醸し出す人間の色気にひきこまれ、それは津田さんがいつも目の前にいる人や事象と真摯に向き合って下さるからだと思い、東海林役とリンクする部分がありました。
鳴海唯さんには、ヒロインオーディションのシートに「私はアンパンマンのような人になりたいです」と書かれていて、まだ『あんぱん』の企画発表前だったので、これは運命だ!と驚いたのが最初の出会いでした。最終オーディションでも、「人生を変えたいです」と涙ながらに語ってくれたことがずっと心のなかに残っていて。どこかでご一緒したいと思い、のぶと同期入社の琴子役を託しました。
倉悠貴さんは海外作品含めあらゆる役を演じておられ、倉さんの理論派にも熱血派にもどちらにも見える多面性にもひかれました。『おちょやん』などでご一緒した演出陣からも彼への厚い信頼がありオファーさせていただきました。
思ったことはズバズバ言うがかわいげもある後輩として、東海林との掛け合いも見どころである岩清水役です。
戦後初めて女性記者として採用されたのぶ、そして嵩にとっても作家活動の原点となる期間ともいえる大事な高知新報パートを、今からぜひ楽しみにしていただけると幸いです。

■放送情報
2025年度前期 NHK連続テレビ小説『あんぱん』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00〜8:15放送/毎週月曜〜金曜12:45〜13:00再放送
BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜8:15〜9:30再放送
BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:今田美桜、北村匠海、加瀬亮、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、細田佳央太、高橋文哉、中沢元紀、大森元貴、志田彩良、二宮和也、瀧内公美、山寺宏一、戸田菜穂、浅田美代子、吉田鋼太郎、竹野内豊、阿部サダヲ、妻夫木聡、松嶋菜々子
音楽:井筒昭雄
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り:林田理沙アナウンサー
制作統括:倉崎憲
プロデューサー:中村周祐、舩田遼介、川口俊介
演出:柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
写真提供=NHK

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