『恋は闇』万琴×浩暉の“依存関係”に何が待ち受ける? 岸井ゆきのが演じてきた“生々しさ”

そして岸井は、その演技力でそんな「感情のループ」をまざまざと体現。彼女が演じる万琴には、仕事と私情の境界があいまいで、浩暉を取材対象として見つめながら、いつの間にか“救済対象”としての視線へとすり替わっている。視聴者の声にもそれは如実に現れており、SNSでは、浩輝に殺人事件の容疑がかかるなか、万琴はテレビマンとして全力で追及することができない。そのため、SNSでは「万琴って仕事に私情挟みすぎだよね」「万琴、報道の人としても彼女としても中途半端だなぁ」「万琴が甘えるの、なんかイラッとする癖がついてしまった」「ほんと万琴きらいだ……こんな共感できないヒロインいる?」といった厳しいコメントも少なくない。
だが裏を返せば、それは岸井の演技がいかに生々しく“依存する女”を描けているかの証左。視聴者が彼女に苛立ちを覚えるのは、万琴が「視聴者自身が無意識に避けている感情」を炙り出しているからにほかならない。

『恋は闇』は恋愛だけでもサスペンスだけでもなく、人間の深層にひそむ不安や孤独を、じわりと暴き出していくヒューマンドラマでもある。今期のドラマの中でも異彩を放つ本作がどんなラストを迎えるのか。「誰が犯人か」という表の結末と共に、万琴が浩輝とどう向き合うのかにも注目したい。
『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフが完全オリジナル脚本で描く“究極の恋愛ミステリー”。主人公・浩暉に次々と浮上する疑惑と、彼を愛したヒロイン・万琴の葛藤を通して、「真実を見抜けるか?」を描いてく。
■放送情報
『恋は闇』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00~放送
出演:志尊淳、岸井ゆきの、森田望智、白洲迅、齋藤飛鳥、望月歩、小林虎之介、浜野謙太、猫背椿、西田尚美、萩原聖人、田中哲司
脚本:渡邉真子
音楽:末廣健一郎
監督:小室直子、鈴木勇馬
プロデューサー:鈴間広枝、能勢荘志、松山雅則
チーフプロデューサー:道坂忠久
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
©日本テレビ
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