第75回ベルリン映画祭金熊賞受賞作も ダーグ・ヨハン・ハウゲルードの特集上映開催決定

ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督の3作品を一挙上映する特集上映『オスロ、3つの愛の風景』が、9月5日よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次ロードショーされることが決定した。
ハウゲルード監督は、ベストセラー小説家や図書館の司書といった異色の経歴を持ちながらも、長編映画デビュー作『I Belong(英題)』や『Beware of Children(英題)』がノルウェーのアマンダ賞を獲得。トリロジーとして発表した『SEX』は第74回ベルリン国際映画祭にてエキュメニカル賞を含む3部門を受賞、『LOVE』は第81回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品、そして『DREAMS』は第75回ベルリン国際映画祭にてノルウェー映画初となる金熊賞を獲得するという快挙を成し遂げた。本特集上映では、この3作品が日本初劇場公開される。
『DREAMS』は、女性教師に恋をした17歳の少女の赤裸々な初恋手記をめぐる物語。一方、『LOVE』では、2人の医療従事者が様々な愛の形を模索し、『SEX』では、妻子がいる男性がとある体験から”らしさ”を再考する。自らの心の奥底にある欲望に気づいた人々が繰り広げる、ウィットに富んだ会話が3作に共通する魅力だ。さらに、日常的に使用されるフェリー、ランドマークであるオスロ市庁舎、煙突のある家々など、ノルウェーの首都・オスロならではの自然と文化が融合する美しい景色が広がり、人々の優しくささやかな営みを映し出していく。
特集上映ビジュアルには、『DREAMS』の主人公ヨハンネの虚ろな表情が大きく写し出されている。さらに、『DREAMS』より緑色のマフラーをしたヨハンネの恍惚とした表情、『LOVE』より主人公マリアンヌとトールが向かい合う姿、『SEX』より煙突そうじ人の2人が屋根で話し込んでいる姿がそれぞれ切り取られている。
あわせて公開された予告編では、『DREAMS』から初めての恋に夢中になる主人公ヨハンナの姿と、彼女が書いた手記を見た母と祖母が翻弄される姿が映し出される。続く『SEX』は妻子がいる男性の「男とセックスをした」という発言からスタートし、さらにそれを妻にも話したと飄々と告げる。そして『LOVE』では、「結婚する必要はない」と言い切るもどこか迷いがある女医のマリアンヌの姿が映し出されていく。
■公開情報
『オスロ、3つの愛の風景』
9月5日(金)より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開
<上映作品>
『DREAMS』
監督・脚本:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
出演:エラ・オーヴァービー 、セロメ・エムネトゥ、アネ・ダール・トルプ、アンネ・マリット・ヤコブセン
2024年/ノルウェー/ノルウェー語/DCP/5.1ch/110分/ビスタ/英題:Dreams (Sex Love)
※日本劇場初公開
『LOVE』
監督・脚本:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
出演:アンドレア・ブレイン・ホヴィグ 、タヨ・チッタデッラ・ヤコブセン、マルテ・エンゲブリクセン、トーマス・グレスタッド、ラース・ヤコブ・ホルム
2024年/ノルウェー/ノルウェー語/DCP/5.1ch/120分/ビスタ/英題:Love
※日本劇場初公開
『SEX』
監督・脚本:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
出演:トルビョルン・ハール、ヤン・グンナー・ロイゼ、シリ・フォルバーグ、ビルギッテ・ラーセン
2024年/ノルウェー/ノルウェー語/DCP/5.1ch/118分/シネスコ/英題:Sex
※日本劇場初公開
配給:ビターズ・エンド
後援:ノルウェー大使館
©Motlys
公式サイト:bitters.co.jp/oslo3/
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