道枝駿佑は『キャスター』で最も“成長”したキャラクター 最終回のポイントを伊與田Pに聞く

群像劇でもある『キャスター』最終話の注目キャラとして、清掃員の鍋田(ヒコロヒー)を推したい。ヒコロヒーにオファーしたきっかけについて、伊與田プロデューサーは「出演されているバラエティー番組を観て、強気で愛嬌のある独特の返し方がおもしろかった」と明かす。鍋田にはモデルがいて、実在する男性スタッフにインスパイアされたそう。『キャスター』には週刊誌記者の南(加治将樹)や匿名の情報屋が登場するが、ミクロの情報戦を担う彼らは、今作の陰の主役かもしれない。

「ニュース番組をぶっ壊す」と宣言して始まった『キャスター』は、報道を描いた新しい作品となった。伊與田プロデューサーにとって「ずっとやりたくて温めていたネタ」。ただし、外から見る報道と実際の姿はギャップもあった。「当初、批判的な目線で描こうとしたら、実際はそんなことはなくて、報道マンの人たちはルールを守りながら、真実を伝えるために誠心誠意向き合っていた」と話す。

各話のエピソードで、虚実を駆使しながら真実にたどり着こうとする進藤たちの奮闘を私たちは目にしてきた。最終的なジャッジを視聴者にゆだねるスタンスは『ニュースゲート』がそうだし、ドラマとしての今作も同じだ。視聴者に対してフェアな姿勢を貫いている。その中でタブーにも斬り込む。伊與田プロデューサーは「最終話で最大のタブーが登場します」と予告しており、あっと驚く展開を期待したい。
テレビ局の報道番組を舞台に闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく社会派エンターテインメント。圧倒的な存在感で周囲を巻き込んでいく型破りで破天荒な主人公・進藤壮一が、視聴率低迷にあえぐ報道番組『ニュースゲート』を変えていく。
■放送情報
日曜劇場『キャスター』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑、月城かなと、木村達成、キム・ムジュン、佐々木舞香、ヒコロヒー、堀越麗禾、山口馬木也、黒沢あすか、オクイシュージ、山中崇、相築あきこ、馬場律樹、北大路欣也、加藤晴彦、加治将樹、玉置玲央、菊池亜希子、宮澤エマ、岡部たかし、音尾琢真、高橋英樹
脚本:槌谷健、及川真実、李正美、谷碧仁、守口悠介、北浦勝大
音楽:木村秀彬
主題歌 tuki. 「騙シ愛」(月面着陸計画)
プロデュース:伊與田英徳、関川友理、佐久間晃嗣
演出:加藤亜季子、金井紘
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/caster_tbs/
公式X(旧Twitter):@caster_tbs
公式Instagram:caster_tbs
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