ジェームス小野田×水樹奈々×栁俊太郎×浜中文一 『べらぼう』“狂歌の会”も個性派俳優揃い!

蔦重(横浜流星)が狂歌という新たな世界に足を踏み入れた。NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第20回「寝惚けて候」で登場した個性豊かな面々は、身分や立場を超えて集い、江戸文化の新たな潮流を作り出していく。
そしてこれらの人物たちが集う「狂歌の会」は、まさに江戸時代のサロンであり、身分を超えた文化交流の場だった。そこで、今回登場した4人の人物たちを紹介したい。
元木網(ジェームス小野田)

第3回で早くも登場していた湯屋の主人が、実は狂歌界の重要人物だった。元木網は表向きは湯屋を経営する町人だが、狂歌師としては大田南畝や朱楽菅江とともに天明狂歌を牽引する存在である。
米米CLUBのメンバーとして知られるジェームス小野田が、普段のサングラス姿とは打って変わって、今回は素顔で登場。その変貌ぶりに「俺の知っているジェームス小野田さんじゃない」といった反応も続出。
だが、狂歌の会では場を仕切る座長的な役割を担い、参加者たちに即興で歌を詠ませる姿はまさに“江戸のエンターテイナー”。出演に際して「米米CLUBにも通じる要素に時代を超え親近感を抱いています」とコメントしているが、身分に関係なく誰もが参加できる狂歌の会は彼のような人物が支えていたのだろう。(※)
智恵内子(水樹奈々)

元木網の妻・すめとして登場した智恵内子は、天明期の女性狂歌師として夫とともに狂歌界を盛り上げる存在だ。声優である水樹奈々は大河ドラマ初出演。
水木と言えば声優の活躍もさることながら、アニメ『戦記絶唱シンフォギア』に代表されるように歌手として飛び抜けた歌唱力を持っている。第20回での登場シーンは短かったものの、今後、狂歌を詠む場面ではその声の魅力がさらに発揮されることだろう。
水樹自身も「言葉を伝える、歌で繋がり笑顔を届けることは、声優・歌手としての私の活動と繋がる部分が多々あり」とコメントしており、時代を超えた“共鳴”が待ち遠しい。




















