『放送局占拠』“青鬼”菊池風磨の再登場の可能性も？　櫻井翔の演技に宿る“強さ”と“揺らぎ”

　櫻井翔が主演を務める7月期の日本テレビ系土曜ドラマのタイトルが、『放送局占拠』であることが発表された。

　本作は、櫻井演じる刑事の武蔵三郎が謎の武装集団による占拠事件に巻き込まれ、人質を救うため犯人に立ち向かっていくサスペンスドラマ。2023年に放送された『大病院占拠』（日本テレビ系）、2024年放送の『新空港占拠』（日本テレビ系）に続く『占拠』シリーズの第3弾で、制作発表時は『XXX占拠』と場所が伏せられていたが、今回の舞台が放送局であることが明らかになった。

　人気シリーズとして定着しつつある本作の見どころは、お面を被った武装集団の正体が次々に明かされていくドキドキ感。さらに、それを楽しんでいる間にもストーリーの中には伏線が張り巡らされており、後半は一気にその伏線回収がなされ、スリリングかつ怒涛の展開となるのも目が離せないポイントだ。また、『新空港占拠』のラストでは、『大病院占拠』の武装集団「百鬼夜行」のリーダー・青鬼こと大和耕一（菊池風磨）が何者かの手引きで脱獄に成功している。本作では、大和が再登場する可能性があり、これまでのシリーズを跨いだ伏線回収にも期待が高まる。

　再登場といえば、『新空港占拠』の武装集団「獣」のリーダー・龍こと駿河悠月（高橋メアリージュン）とその双子の妹で蛇こと駿河紗季（宮本茉由）も気になる。2人は犯罪コンサルタントとして暗躍しており、実は『大病院占拠』の計画を練って大和に渡したのは彼女たちであった。それに、2人は武蔵の姪でもある。これまでのシリーズでは武蔵の妻・裕子（比嘉愛未）が人質になったり、姉の二葉（奥貫薫）が武装集団の重要人物だったりと、必ず武蔵の家族が何らかの形で関わってきた。それを踏まえると、駿河姉妹が再び武蔵と関わる可能性があるのではないだろうか。今は2人とも神奈川県警刑事部捜査一課特殊班（SIS）に捕まっているが、まだコンサルタントの一員として動ける者がいるとも考えられるし、大和のように今回の“占拠”の事情を知っているのかもしれない。