『なんで私が神説教』過去の伏線が一気に回収 “愛花”志田未来による復讐劇が開幕へ

『なんで私が神説教』愛花による復讐劇が開幕

 『なんで私が神説教』(日本テレビ系)第7話は、第6話までの静(広瀬アリス)と森口(伊藤淳史)の対立、そして第8話より突入する愛花(志田未来)による静への復讐劇に挟まれたサイドストーリーが展開される。

 退学騒動が落ち着き、穏やかな日曜日が迎えられると思っていた静だったが、あろうことか登校日以上に次々とトラブルに巻き込まれていく。注目すべきは、これまでとは物語構成がまったく違うこと。分かりやすく例えるならば、『木更津キャッツアイ』(TBS系)が適切だろう。「◯回表」で通常通り物語が進行しながら、「◯回裏」で逆戻りしていき密かに張り巡らされていた伏線が一気に回収されていく。

 この第7話でも、一人ひとりにスポットが当たりながら、何度もその“裏”に当たる時系列の逆戻りが発生していく。登場人物は、主人公である静のほか、西畑(林裕太)と海斗(水沢林太郎)、大口(野呂佳代)と新庄(小手伸也)、聖羅(岡崎紗絵)と山崎(前原滉)、そして早川(庄司智春)。それぞれの動向が複雑に絡み合っているので、詳しくはTVerでの視聴をおすすめするが、驚くのは新庄のタンクトップ姿……もそうだが、山崎のクズ男っぷりだ。

 聖羅の恋人として第5話より登場している山崎。教師生活での愚痴ばかりの聖羅に、別れを切り出していた山崎だったが、その実態は劇団員のかたわら、水道修理業者で働く“バイト君”。同じ劇団員に所属する早川や他の劇団員に10万円の借金をしたまま逃げ回っており、山崎は“ヒモ男”として聖羅に依存していた。職員室に置かれた聖羅の財布から札を抜き取り、バレバレの嘘をつく山崎をあろうことか許そうとしている聖羅は、重症な“ダメンズ好き”と言えるだろう。

 一連のやりとりを黙って見ていた静の怒りはついにピークへと達する。日曜日という休日、“神説教”の時間だ。普段は事前にスマホに考えをまとめておく静だが、突発的な出来事にそういうわけにもいかず、思うがままに言いたいことをぶちまける。

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