『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』27人のキャスティングを考察 3大マルチバースが連合?

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』展開考察

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 今日は日本時間の4月26日深夜(日付変わって4月27日)に突然発表されたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の超大作映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ(原題)』のキャスティングについてです。極めてユニークなプレゼンテーションだったので、その様子を振り返りながらレポート&キャスティングについて考察します。

5時間、世界中のMCUファンが“椅子”を視ていた配信!?

 まず、以下が基本情報です。

  • 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年5月1日全米公開予定の『アベンジャーズ』映画最新作
  • 本作は2027年5月7日公開予定の『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』と2部作的関係になると思われる
  • 本作においては、ロバート・ダウニー・Jr.がドクター・ドゥームというメインヴィラン(本作においては事実上の主役)を演じる

 そしてこの『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に登場するキャストが発表されました。そしてこの発表方法がとても衝撃的(笑)。

 まず4月26日の朝ぐらいから海外のメディアなどで、4月26日に『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』の大発表があるらしい、と噂が流れ始めました。ただマーベル公式からの“こういうことやるよ”的なお知らせはなく、とりあえずマーベル・スタジオ公式(日米)のX(旧Twitter)などをチェックしていたのですが、噂は本当になりました!

 日本時間の4月26日24時(4月27日0時、アメリカ西海岸時間の4月26日8時)ごろから突然ライブ中継が始まりました。映画の撮影ステージみたいな空間(もちろんセットなどまだ何も組まれていない。飛行機の格納庫にも見えましたが)からの配信。扉が開いて、誰かが椅子を持ってきます。背もたれ部分に監督やキャストの名前が入っている、いわゆるディレクターズチェアというやつ。最初に運び込まれたディレクターズチェアの背中にはクリス・ヘムズワースと書かれています! そう、これは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』にクリス・ヘムズワースが出演するということですよね! という感じで、この後運び込まれてくるディレクターズチェアの名前で、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の出演者が明らかになるという手法です。

Avengers: Doomsday | Cast Announce

 画期的なのですが、この椅子がほぼ10分に一度ぐらいの間隔で運ばれてくる。今回発表になったのは、ロバート・ダウニー・Jr.を除く27人なので、ざっと5時間ぐらいの配信。したがって、世界中のファンがずっと椅子が並ぶのを見守っていたし、日本はちょうど夜中だったので徹夜で椅子運びを見守っていました。なお、日本のマーベル・スタジオ公式Xでも急遽配信をしていました。

 そして最後にロバート・ダウニー・Jr.と書かれたディレクターズチェアと本人が登場。ABENGERS DOOMSDAYのロゴ(少しDOOMSDAY部分のフォントデザインが発表の時より変わりました)とNOW IN PRODUCITIN(ただいま製作中)と表示されたのです。

発表されたキャストはこちら

 では、発表されたキャストを発表順に書いてみます。

 今回ポイントなのは、ディレクターズチェアに書かれていた名前はキャラ名ではなく俳優名です。なにを言いたいかというと、クリス・ヘムズワースは出演しますが、もしかすると僕らの知っている“ソー”ではなくマルチバース上の別キャラを演じる可能性もある、ということです。そもそもこの映画のロバート・ダウニー・Jr.はトニー・スターク/アイアンマンではなくドクター・ドゥーム役なので。ただしこのリストでは今まで演じてきたキャラも()内に書いておきます。

・クリス・ヘムズワース(ソー)
・ヴァネッサ・カービー(ファンタスティック・フォーのスー/インビジブル・ウーマン)
・アンソニー・マッキー(サム・ウィルソン/キャプテン・アメリカ)
・セバスチャン・スタン(バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー)
・レティーシャ・ライト(シュリ/ブラックパンサー)
・ポール・ラッド(スコット・ラング/アントマン)
・ワイアット・ラッセル(ジョン・ウォーカー/USエージェント)
・テノッチ・ウエルタ(ネイモア)
・エボン・モス=バクラック(ファンタスティック・フォーのベン/ザ・シング)
・シム・リウ(シャン・チー)
・フローレンス・ピュー(エレーナ)
・ケルシー・グラマー(X-MENのハンク/ビースト)
・ルイス・プルマン(ボブ/セントリー)
・ダニー・ラミレス(ホアキン・トレス/ファルコン)
・ジョセフ・クイン(ファンタスティック・フォーのジョニー/ヒューマン・トーチ)
・デヴィッド・ハーバー(アレクセイ/レッド・ガーディアン)
・ウィンストン・デューク(エムバク)
・ハナ・ジョン=カーメン(エイヴァ・スター/ゴースト)
・トム・ヒドルストン(ロキ)
・パトリック・スチュワート(X-MENのチャールズ/プロフェッサーX)
・イアン・マッケラン(X-MENのエリック/マグニートー)
・アラン・カミング(X-MENのカート/ナイトクローラー)
・レベッカ・ローミン(X-MENのレイブン/ミスティーク)
・ジェームズ・マースデン(X-MENのスコット/サイクロプス)
・チャニング・テイタム(ガンビット)
・ペドロ・パスカル(ファンタスティック・フォーのリード/ミスター・ファンタスティック)
・ロバート・ダウニー・Jr.(ドクター・ドゥーム)

 正直、この後ここに挙げたキャストが来るかと期待したのですが、ポール・ラッドの椅子がアントマンサイズだったので(笑)、こういう演出ということはキャストは来ないと思いました。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる