MJ、グウェン、ブラックキャット? 『スパイダーマン4』セイディー・シンクの役柄を大予想

『スパイダーマン4』セイディー・シンク考察

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 今日は、先日ネットをかけめぐったトム・ホランド出演の『スパイダーマン』4作目にセイディー・シンクが出演するというニュースについての考察です。セイディーはNetflixの『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のマックス役で有名です。果たして彼女はなんの役を演じるのか?

現状、トム・ホランドの『スパイダーマン』4作目で現状わかっていること

 トム・ホランド出演のスパイダーマンの4作目はまだタイトルが決まっていません。したがってこのコラムでは便宜上『スパイダーマン4』と呼称します。本作についてわかってることは以下のとおりです。

  • 『スパイダーマン4』の公開は2026年7月31日予定。その直前の2026年5月1日に『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』。その後の2027年5月7日に『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』の公開が控えており、要はアベンジャーズ映画に挟まれての公開。

     

  • 監督は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』ですでにマーベル・シネマティック・ユ二バース(MCU)に参加しているデスティン・ダニエル・クレットン。

     

  • そしてDEADLINEを皮切りにアメリカのエンタメ媒体がセイディー・シンクの『スパイダーマン4』の出演が確定になったと報じた(確定になった、という言い方をしているのは前々から噂があったからです)。現時点でこの報道についてマーベルもソニー・ピクチャーズも(トム・ホランドのスパイダーマンはMCUの住人ですが映画の製作・配給はソニー)これについて正式なリリースは出していません。

 というわけで早くもファンの間ではセイディーがなんの役を演じるのか推測合戦が始まっています。

重要なのは今度の『スパイダーマン4』の世界線

 実はセイディーがどの役を演じるかには無限の可能性があるのです。というのも今度の『スパイダーマン4』は極めて特殊な世界が舞台だからです。2つのアベンジャーズ映画の挟まれてると書きました。

 だからまず『スパイダーマン4』はMCU作品としては『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の“続編”となります。この『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』にはロバート・ダウニー・Jr.演じるドクター・ドゥームが登場します。

 ロバート・ダウニー・Jr.がトニー・スタークではなく別のキャラを演じているという意味は、このドクター・ドゥームはいまのMCUの世界(アース616および神聖時間軸と呼ばれています)ではない別バースにいる存在です。恐らく『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』で別バースのドクター・ドゥームがマルチバースをひっかきまわしアース616も大きく変わってしまう=新たな世界が生まれる。そして『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』でこの混乱がマルチバース間に大戦争に発展するという流れでしょう。ということは『スパイダーマン4』はそうした大きな嵐=『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』が起こる前の、変形してしまったアース616でのスパイダーマンの物語です。なのでアース616が新たな世界になってしまったせいで、しれっと他のバースから来た人物がピーターの前に現れたりすることができるわけです。であるならば……

仮説①:セイディー・シンクが演じるのはMJ!

 セイディーのルックス、なんとなくトビー・マグワイア版『スパイダーマン』シリーズでMJ=メリー・ジェーン・ワトソンを演じていたキルスティン・ダンストやコミック版のメリー・ジェーン・ワトソンに似ています。なのでズバリMJ役! え、でもトムホ版ではゼンデイヤが今までMJを演じていましたよね。

 まずマルチバース設定を使えば、別バースのMJがトム・ホランドの世界に登場ということが可能。また、そもそもゼンデイヤが演じていたMJは、実は“ミシェル・ジョーンズ”というMCUオリジナル人物だったので、ここで改めてセイディーが、コミック版と同名のメリー・ジェーン・ワトソンとして出てきてもおかしくはないです。いずれにせよミシェル・ジョーンズとメリー・ジェーン・ワトソンという2人のMJが出てくる展開もありです。いまのところ、これが一番有力かな。

仮説②:セイディー・シンクが演じるのはグウェン・ステイシー!

 スパイダーマンの歴史においてMJと並ぶ、ピーターにとっての大事な人です。実はコミックでのストーリーの流れがグウェンが死んだあと、ピーターはMJと付き合うので、MJの方が後から出てきた感がありますが、コミック誌でのデビューはMJが1965年6月付、グウェンが同年12月付で、MJの方が早いです。

 映画ではトビー・マグワイア版の『スパイダーマン3』でブライス・ダラス・ハワードが、アンドリュー・ガーフィルドの『アメイジング・スパイダーマン』2作ではエマ・ストーンが演じています。さらにアニメ映画の『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズではヘイリー・スタインフェルド(MCUのケイト・ビショップ)が声を担当、ここでは彼女が蜘蛛の力を持った超人スパイダーウーマン/スパイダーグウェンとして活躍しています。

 『スパイダーマン3』と『スパイダーマン:スパイダーバース』でMJとグウェンの両方が登場している前例はあるのでゼンデイヤのMJとセイディーのグウェンの共演は可能。なおグウェンの髪の色はブロンドですがセイディーが髪の毛の色を染めて出演するかも。

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