『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』27人のキャスティングを考察 3大マルチバースが連合?

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』展開考察

サンダーボルツ*、X-MEN、ファンタスティック・フォーという3大マルチバース連合対ドクター・ドゥーム?

『サンディエゴ・コミコン2024』にサプライズ登場したロバート・ダウニー・Jr. ©︎2024 Getty Images/Getty Images for Disney

 「あれ、他のヒーローは?」と思われるかもですが、これはまだ第1弾キャストでしょうから今後新たに登場するキャラもあるでしょうし、また次の『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』まで出演を控えているキャラがあるかもです。またスパイダーマンは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』の間の2026年7月31日に4作目が控えているので、『ドゥームズデイ』には(少なくともメインでは)出ないのかもしれません。

 個人的にこの発表で「おお!」と叫んでしまったのは(夜中なのに笑)、まずテノッチ・ウエルタ(ネイモア)。コミックではネイモアはファンタスティック・フォーのリードの妻であるスーに恋心をいだくのでこのへんが描かれるのかな? ウィンストン・デューク(エムバク)はブラックパンサーのキャラですが、個人的にすごく応援してるのでこの登場は嬉しい。

 そして、パトリック・スチュワート(X-MENのチャールズ/プロフェッサーX)、イアン・マッケラン(X-MENのエリック/マグニートー)、アラン・カミング(X-MENのカート/ナイトクローラー)、レベッカ・ローミン(X-MENのレイブン/ミスティーク)、ジェームズ・マースデン(X-MENのスコット/サイクロプス)です。

 いわゆるヒュー・ジャックマンらが出た最初の『X-MEN』映画3部作の主要メンバーです。彼らの紹介の時、『X-MEN』のアニメ(いま『X-MEN’97』として続編シリーズが配信中)のテーマ曲だったので(このテーマ曲が流れて眠気がとびました)、映画の『X-MEN』バースか、それともアニメ版のバースでしょうか?

 嬉しいのはチャニング・テイタム(ガンビット)。『デッドプール&ウルヴァリン』のポストクレジットのシーンのモニターの中で、虚無空間から抜けてどこかのバースで活躍していることが示唆されています。おそらく『デッドプール&ウルヴァリン』での反響があまりに大きかったので、この映画への再登場が決まったか。

 シム・リウ(シャン・チー)もワクワクします。というのも、もともとジョナサン・メジャース演じるカーンがメインヴィランの『アベンジャーズ/カーン・ダイナスティ(原題)』(これが『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に変更された)の時は、シャン・チーがメインのヒーローキャラと噂されていました。シャン・チーの活躍に期待です。

 さて、MCUでは、キャプテン・アメリカ、サンダーボルツ*、ブラックパンサー、シャン・チーらが活躍する世界がアース616(神聖時間軸)です。それでX-MENとファンタスティック・フォーはアース616と別バースであり、さらにX-MENとファンタスティック・フォーも別バース関係です。つまりこの段階で少なくとも3つのバースが登場です。加えてドクター・ドゥームはコミックではファンタスティック・フォーに対してのメインヴィランです。

 ということは、ファンタスティック・フォーのバースにいるドクター・ドゥームがまず元のバースを支配し、次にアース616かX-MENのバースに手を出す。なので、この3バースのヒーローたちが手を組みドクター・ドゥームを迎え撃つという展開か? あるいは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』がサノスの勝利で終わったように、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』ではドクター・ドゥームが勝つのかもしれません。楽しみすぎますね。

 なお、この5時間の内容を2分弱ぐらいにまとめた動画が米マーベル公式YouTubeにあがっています。そのまとめ動画でもこと足りるのですが、5時間ワクワクドキドキしながらマーベルの発表を見守るのは、幸せな時間でした。

「アベンジャーズ/ドゥームズデイ(原題)」製作中

■公開情報
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ(原題)』
2026年5月全米公開予定
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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