『ギークス』“お隣さん”白洲迅がキーマンに? 松岡茉優を振り回す個性豊かな男性陣

『ギークス』“お隣さん”白洲迅が鍵を握る?

 一方で、『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)で演じた浜村宰は、納税課徴税第三係の中でも冷静だが饗庭(菊池風磨)にライバル心を燃やすタイプで、この1年間で演じてきた役とはひときわイメージが異なるキャラクターだった。

 『ギークス』の初回放送後のSNSでは、「お隣さんがキーマンなのでは?」という声も挙がっている通り、ただの優しくてカッコいいお隣さんなのか、もう少し見守る必要があるかもしれない。

 もう一人、ノー残業で帰りたい唯にとって厄介なのは新人・杉田翔(泉澤祐希)ではないだろうか。何事にも全力で、全力すぎるがゆえに余計な仕事まで増やしてしまう、出来ることはすべてやっておきたいタイプ。唯の頭痛の種だ。しかしそんな“やり過ぎの杉田”のやる気が事件を早期解決に導くこともあり、今後の奇想天外な行動も侮れない。

 また、3人を事件の沼に引き入れる強行犯係の芹沢も、残業をいとわず事件解決に全力な正義感の強い厄介者。無駄が積み重なって一つの結果に繋がるというブラックな信念を持っている。鑑識先輩・後輩コンビや同期コンビが、これからどのように物語を動かしていくかにも注目したい。

 オープニングではます美が「ギークス」の「G」をスプレーで書いたり、日が変わるごとに曜日が文字で大きく出てきたりと、演出の斬新さへの反響もある本作。毎週金曜日に居酒屋に入り浸る彼女たちの1週間を覗いているような感覚で楽しむことができる。井戸端会議中の3人だけでなく、それぞれの趣味や家族との関係性など、一人一人の人生にもフォーカスされることになりそうだ。

■放送情報
木曜劇場『ギークス~警察署の変人たち~』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演者:松岡茉優、田中みな実、滝沢カレン、白洲迅、泉澤祐希、あの、若林時英、阿部亮平、徳井優、マギー、中村蒼ほか
脚本:大林利江子、原野吉弘
演出:山内大典、村上正典
主題歌:サンボマスター「自分自身」(Getting Better/Victor Entertainment)
プロデュース:森安彩(共同テレビ)、貸川聡子(共同テレビ)
制作・著作:共同テレビ
©︎フジテレビ
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