石原さとみの出演するドラマにハズレなし! “あざとかわいい”のに同性から支持される理由

石原さとみが同性から支持される理由

 石原さとみが主演を務め、亀梨和也と共演を果たすドラマ『Destiny』(テレビ朝日系)が4月9日よりスタートとなる。

 2021年4月期の『恋はDeepに』(日本テレビ系)以来、約3年ぶりの連ドラ復帰作となった石原が本作で挑むのは検事役。かつての恋人・野木真樹(亀梨和也)との再会をきっかけに、封印してきた過去や疑惑と向き合う横浜地検中央支部の検事・西村奏を演じる。

 出演する作品が軒並み高視聴率を叩き出し、“連ドラの女王”とも称される石原。作品選びの嗅覚が鋭いというのもあるだろうが、多くの人が石原の出ているドラマなら観てみようと思うのは彼女自身に求心力があるからだ。

 NHK連続テレビ小説『てるてる家族』や『Ns'あおい』(フジテレビ系)など、10代の頃から主役を張っていた石原だが、その人気を不動のものとした作品が25歳の時に出演した『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)だ。同作で小栗旬演じる若くして億万長者となったIT企業の社長と出会い、就職難にあえぐ東大卒のヒロインが内面の成長はもちろんのこと、見た目や振る舞いもどんどん洗練されていく様を体現した石原。そのシンデレラストーリーに、誰もが夢中になった。

 ドラマファンの間でも傑作と名高い『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)では、石原扮する紗絵子に女性視聴者から憧れの視線が一挙に注がれた。紗絵子は今や周知のワードとなった“あざとかわいい女子”の始祖のような存在で、ゆるふわファッションに身を包み、奔放な振る舞いで主人公を惑わせるキャラクターだ。普通なら同性の反感を買ってもおかしくないのに、むしろ男性より女性の支持する声が多かったのは石原が演じたからに他ならない。

 石原は女性の“なりたい”が詰まったカリスマだが、不思議と親しみがある。これまで出演したバラエティやロケ番組などを見ても人に対して壁を作らない姿勢が印象的だ。そして、その姿勢は役作りにも大いに生かされている。石原が演じるキャラクターは一見特殊だが、視聴者に共感を持って受け入れられることが多い。

 例えば、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(フジテレビ系)で演じた潤子は美人で語学も堪能な英会話講師だが、中身は海外暮らしに憧れる普通の20代だったし、『高嶺の花』(日本テレビ系)で演じたももは華道の名家に生まれ、容姿にも花を生ける才能にも恵まれていたが、結婚式当日に逃げたかつての恋人を忘れられずにいた。

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