『SING/シング』を彩る60曲以上のヒットソング 心情に寄り添う珠玉のナンバーをおさらい
2月23日、日本テレビ系『金曜ロードショー』で、『ミニオンズ』を生み出したイルミネーションの大ヒット作『SING/シング』(2016年)が放送される。続編『SING/シング:ネクストステージ』(2021年)も作られた人気シリーズである本作には、レディー・ガガやテイラー・スウィフトといった有名シンガーのヒットソングが満載。なんと60曲以上にも及ぶ楽曲が劇中にちりばめられている。その中でも、ぜひ注目してほしい曲を紹介したい。
『SING/シング』の舞台は、動物だけが暮らす世界。かつては賑わっていたが、今では倒産寸前のムーン劇場の支配人で、エンターテインメントを愛するコアラのバスター・ムーン(マシュー・マコノヒー/内村光良)は、どうにかして劇場を立て直そうと頭を悩ませ、歌唱コンテストを開催することを思いつく。
ところが、オーディションに集まったのは、ギャングのリーダーの息子で、家業から足を洗いたいと願うゴリラのジョニー(タロン・エジャトン/大橋卓弥)や、25匹の子ブタの世話に追われる母ロジータ(リース・ウィザースプーン/坂本真綾)、恋人と別れたばかりのハリネズミのアッシュ(スカーレット・ヨハンソン/長澤まさみ)、極度のあがり症で内気なゾウのミーナ(トリー・ケリー/MISIA)、欲張りで自己中心的なネズミのマイク(セス・マクファーレン/山寺宏一)、超ハイテンションでダンスが上手いブタのグンター(ニック・クロール/斎藤司)など、訳アリのメンバーばかり。
果たして、バスターは劇場に大勢の観客を取り戻し、オーディションの参加者たちは人生を変えるチャンスをつかむことができるのか。
まず、オーディションで繰り広げられるパフォーマンスのシーンで、多数の楽曲が取り上げられる。その中には、きゃりーぱみゅぱみゅの「きらきらキラー」が日本語で歌われたり、ビヨンセの「クレイジー・イン・ラブ」、レディー・ガガの「バッド・ロマンス」などが披露されたりしている。ちなみに、きゃりーぱみゅぱみゅの楽曲はほかにも、「にんじゃりばんばん」と「こいこいこい」も使用されている。
見事、オーディションをクリアし、ステージに立つことになったロジータとグンター。ブタの2人はコンビを組み、デュエットすることに。その際に使われる楽曲は、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」。ノリノリのメロディーが印象的なこの曲で、主婦のロジータはダンスに挑戦するが、踊るのが得意なグンターと違って苦戦し、最初は転んでしまう。だが、「気にしてなんかいられないっ!!」とばかりに、振り切ってパフォーマンスに邁進するロジータの姿が最高だ。