制作会社単位で2023年アニメを振り返る 特にすごかった会社を勝手に褒めよう企画

2023年アニメを制作会社単位で振り返る

GoHands

TVアニメ「デキる猫は今日も憂鬱」PV 第2弾

 最後はカムバック賞的な意味合いで、GoHandsです。同社は『K』シリーズや『ハンドシェイカー』『W'z《ウィズ》』などで見られた、凝ったカメラワークや存在感のあるエフェクトを伴ったアクションものが印象的な会社です。

 しかし2020年に『東京BABYLON 2021』のキャラクター衣装デザインなどに関するトラブルがあり(これに関しては本稿の本筋と関わりがないため割愛)、2021年冬に『プレイタの傷』『劇場版 生徒会役員共2』を発表していたものの2022年には何も発表されず、2020年代はやや存在感を失っていました。

 そんなGoHandsが制作した『デキる猫は今日も憂鬱』『好きな子がめがねを忘れた』の2作が、2023年夏に同時に放送! しかも巨大な猫×ズボラOLの日常ものと、中学生同士のラブコメというこれまでにないジャンルを、“GoHandsらしさ”全開のスタイリッシュな演出で映像化。多くのファンを喜ばせたGoHandsの夏の復活劇は、2023年アニメシーンのハイライトのひとつと言っても過言ではありません。

この制作会社もすごかった!

 ほかにも『北極百貨店のコンシェルジュさん』『らくだい魔女』をはじめ5作品もの劇場公開作品を発表したProduction I.G。『聖者無双〜サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道』『はめつのおうこく』(さらにアニメーション制作統括の『冰剣の魔術師が世界を統べる』)といった怪作を作り続けた横浜アニメーションラボ、GoHandsに次ぐカムバック賞もののスタジオジブリなど印象的な制作会社がありました。ここまで挙げた会社を始め、楽しいアニメライフを送らせてくれた制作スタッフのみなさまに感謝するばかりです。

 来年はどんな制作会社が、素晴らしい作品を届けてくれるでしょうか。期待に胸を膨らませつつ、ひとまず年内は『便利屋斎藤さん、異世界に行く』最終回のラストなどでめでたく年越しを迎えましょう。

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