『フェルマーの料理』“ガクマゴ”コンビとしても話題 高橋文哉と板垣李光人の思わぬ共通点

高橋文哉と板垣李光人の思わぬ共通点

 岳(高橋文哉)が海(志尊淳)から「K」の料理長を引き継いだ。いよいよ『フェルマーの料理』(TBS系)は、視聴者にとって最も気になる“闇堕ち岳”の真相に迫ろうとしているのだ。まさに佳境ともいえる今、撮影の舞台裏では高橋文哉と板垣李光人の“ガクマゴ”コンビが仲睦まじく過ごす姿が話題になっている。

 岳と孫六(板垣李光人)の関係を語る上で、最も大切なのが第3話だろう。料理の腕を認めてもらったら、そこで初めてスタッフの名前を教えてもらえるという「K」の厨房で、孫六は最後まで岳に名前を教えなかった。それは、孫六自身が有名料亭の御曹司でありながら実家の厨房で父親に名前で呼んでもらえていなかったことや、突然入ってきた岳が特別扱いされることに納得できなかったことなどに起因する。そんな中で、新参者の岳が「K」の特別なお客様への料理を担当することになり、孫六はそのサポートに任命されることに。

 
 このエピソードでは、孫六が悔しさを滲ませつつも、岳の料理に魅了される様子が描かれた。孫六は天真爛漫で敵意のない岳に心を開き、2人は協力して最高の料理を作りあげる。『フェルマーの料理』は物語のほとんどが厨房の中で繰り広げられる。そのため、高橋と板垣は料理などの動きを続けながら、岳と孫六の関係の変化を表現しなければならなかった。しかし、そんな難しさも軽々乗り越えて信頼を築く様を表現できたのは、まさに普段から親交の深い2人だからこそ。息のあった芝居からは、岳が改めて「K」に馴染んでいったことが感じられ、視聴者にとっても心温まる瞬間となったのではないか。

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