【作ってみた】『フェルマーの料理』岳のナポリタンはどんな味? 本当に美味しいのか検証
現在放送中のTBS金曜ドラマ『フェルマーの料理』に登場する料理のクオリティには目を見張るものがある。画面越しに香りや味まで伝わってきそうなほどの美味しそうな料理の魅力が、視聴者を惹きつけているのだ。
このドラマには、料理監修者として2人の専門家が関わっている。料理監修を担当しているのは、「幻のチーズケーキ」としても知られる「Mr. CHEESECAKE」生みの親・田村浩二と、服部栄養専門学校の校長である服部幸應だ。また、ドラマ内で紹介される料理のレシピはInstagramに掲載されており、視聴者自身も楽しみながら挑戦できる内容となっている。
ということで、実際に第1話で岳が作ったナポリタンをレシピに従って再現してみた。一応補足しておくと、私は料理については素人であり、一般的な家庭料理なら日常生活で気が向いたら作る程度だ。そんな自分が、本当にパスタ麺をマリネして冷やすような岳の挑戦的なレシピで失敗しないのか、少々不安ではあった(ワインビネガーを料理に使ったのは人生で初めてだった)。調理の作法に関しては少々拙い部分もあるが、温かい目で読んでもらえるとありがたい。
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まずは、麺を茹でるところから。1人前は100グラムと書いてあったのだが、測るのが億劫な人にはペットボトルを活用することをすすめたい。ペットボトルの口の直径と、スパゲッティ100グラムの束の大きさは同じだそうだ。ペットボトルの口と見比べて量を決めれば、おおよそ100グラムがわかる、というわけだ。
レシピには「表示時間より2分ほど長く茹でる」と書いてあって麺がゆるくなりすぎないか心配だったが、レシピ監修の田村さんを信じることにした。袋には8分と書いてあるので今回は10分。よく見るとInstagramにもしっかりと「ポイント:アルデンテでなく、しっかり茹でる!」とのアドバイスが。茹で上がったら、冷水で締めて水分を切る。
そして、ここでついにワインビネガーの登場だ。ちなみにワインビネガーはボトルで買ったにもかかわらず、大さじ0.5しか使わなかった。買い物の時点で「何かで代用できないかな」と内心思ったのだが、心の中の海様に怒られそうだったので素直にボトルを買うことに。これを大さじ1のマヨネーズと混ぜて、マリネ液を作る。十分に混ざったら、30分ほど冷蔵庫で寝かせる。本当にこれで大丈夫なのだろうか……?
次は、頃合いを見てフライパンに油を引き、玉ねぎをしっかり焼き色がつくまで炒める。続いてウインナー、ピーマンと炒めていくのだが、私の家のような一人暮らし用の激狭キッチンの場合、玉ねぎは先に救出しておくことをおすすめする。火力が強すぎたのかもしれないが、玉ねぎがやや焦げ始め、ピンチになりかねなかった。
全体に火が通ったら、野菜にケチャップを加えるのだが、ここは岳の「例の技」をまねなければならない。具を寄せ、フライパンに直接ケチャップを入れるのだ。ケチャップが温まったことを確認してから、麺を取り出し炒め合わせる。ケチャップは大さじ3.5と書かれていたが、2人前なら大さじ7になるわけで、そう考えると結構多めに入れる印象を受けた。
最後に盛り付けをして……完成!
もちろんフォークの温度は45度。忘れると海に怒られそうなので、こちらも抜かりなく。