『ゼイチョー』葵揚は実直で人間味溢れる役がよく似合う 菊池風磨と本郷奏多の直接対決も

『ゼイチョー』葵揚の実直で人間味溢れる役

 今日本を襲っている円安は、外国人労働者からしても職場としての日本の魅力を著しくダウンさせ、“人材の日本離れ”を加速させている。そもそも30年間平均給与が変わらないという低迷を見せている日本。そこで人材不足を外国人労働者で補おうとしたって、諸外国の給与水準が上がっている中で人材の確保が困難になるのは当然のことだろう。そしてそれはあまりに都合がよすぎるとも言えるし、問題の本質的な解決に繋がっていない。まず税金の徴収書が日本語のみの自治体が大半だなんて、日本語が母国語の人間にとっても難読で難解な内容なのに、それはあまりに不親切すぎるだろう。

 グエン役を好演した葵揚は、朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK総合)でもヒロインの母親から会社を託される結城章役を熱演していたのが記憶に新しい。『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』(TBS系)では、主人公・瞳子(深田恭子)の部下役を務めていた。実直で人間味溢れるキャラクターがよく似合う葵は、キーパーソンを近くで支える次世代の部下役を演じることが続いているように思える。

 さて、財務省時代の元同期・饗庭と副市長・相楽(本郷奏多)の直接対決も見られたが、彼らと奥林(結木滉星)の間で何があったのか。そろそろこの全容も明かされそうだ。

■放送情報
『ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00〜22:54放送
出演:菊池風磨(Sexy Zone)、山田杏奈、本郷奏多、石田ひかり、石野真子、結木滉星、市川由衣
原作:慎結『ゼイチョー!〜納税課第三収納係〜』(『BE・LOVE』講談社)
脚本:三浦駿斗
演出:河合勇人、鯨岡弘識ほか
音楽:井筒昭雄、chakia
監修:野村修也
税務指導:堀博晴
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:大倉寛子、岩崎秀紀、金澤麻樹
制作協力:日テレアックスオン
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/zeicho/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/zeicho_drama
公式Instagram:https://www.instagram.com/zeicho_drama/

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