『呪術廻戦』“最速の術師”禪院直毘人の本領発揮 “救世主”伏黒恵の頼もしい一言も

『呪術廻戦』“最速の術師”直毘人の本領発揮

 七海と真希は陀艮が繰り出す式神でダメージを受けてしまうが直毘人だけは違った。直毘人の秘伝技である「落花の情」で陀艮の攻撃を防御。「落花の情」は名門御三家に伝わる秘伝の術で、必中の術式が発動して触れた瞬間にカウンターで呪力を解放し、身を守ることができる。だが、陀艮はすぐに直毘人への狙いを定め、潤沢な呪力から繰り出される「死累累湧軍」によって七海と真希に致命傷を与える。原作の「死累累湧軍」は色味がなくどこか物足りない印象もあったが、アニメではカラフルに装飾されており、よく映えていた。

 ここで救世主が現れる。虎杖と別れ単独行動をしていた恵だ。恵が展開した「嵌合暗翳庭」の効果で陀艮の必中効果を相殺していた。その狙いも察知した陀艮はすぐに恵へと標的を変更。だが、傷を負った七海が助けに入る。強烈だったのは右腕がなくなってもなお戦い続ける直毘人の胆力だ。精神力だけではない、肉体も到底70歳を超えているとは思えないほど仕上がっている。これが歴戦の呪術師といったところだろうか。

 恵の狙いは結界の一部に穴を空けて領域の外に出ること。だが、それには一瞬の隙が必要だ。「君だけ残るなんてことはなしですよ?」と語る七海に対する恵の「命は懸けても捨てる気はありません」という言葉が頼もしい。恵が作った一瞬の隙間。七海の号令によって恵のもとに集まる真希と直毘人。しかし、恵が空けた穴から出てきたのは伏黒甚爾だった。彼は敵なのか、それとも……。

■放送情報
TVアニメ『呪術廻戦』第2期
MBS/TBS系にて、毎週木曜23:56~放送
キャスト:榎木淳弥、内田雄馬、瀬戸麻沙美、中村悠一、島﨑信長、櫻井孝宏、諏訪部順一、三瓶由布子
原作:『呪術廻戦』芥見下々(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史、小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
美術監督:東潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳圭介
音楽:照井順政
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA
「渋谷事変」オープニングテーマ:King Gnu「SPECIALZ」(Sony Music Labels)
「渋谷事変」エンディングテーマ:羊文学「more than words」(F.C.L.S./Sony Music Labels)
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
公式サイト:https://jujutsukaisen.jp

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