『ドラゴンボールDAIMA』は魔人ブウがカギを握る? ティザー映像から考察

 その根拠となるのが、ティザー映像の随所で映されていた過去の描写だ。謎めいた2人のキャラクターが、『ドラゴンボール』の歴史をモニターする形で眺めていたため、過去や時間がテーマになっていてもおかしくはないだろう。

 もしタイムスリップの物語になるとして、深く関わってきそうなのは魔人ブウとバビディだ。ティザー映像の終盤にて2人が意味深にズームされており、画面の前に立つ人物が何らかの因縁を感じさせるように拳を握りしめていたため、フォーカスが当たる可能性は高い。

 ところで魔人ブウには、作中の約500万年前に地球へやってきたという設定が存在している。その際、彼を連れてきたのがバビディの父である魔道士・ビビディだった。原作では名前しか判明しておらず、アニメ版でようやく容姿がわかった程度の人物だが、ここにきてあらためて深掘りされるのかもしれない。

 ちなみに鳥山のコメントによると、『DAIMA』は漢字で「大魔」になるとのこと。奇しくも“魔”道士、“魔”人と符合する部分があるため、魔人ブウとバビディを仄めかしているようにも見える。もしくは、ダーブラが君臨していた「暗黒“魔”界」との関係性も疑うことができそうだ。

 はたして『DAIMA』ではどんな摩訶不思議アドベンチャーが繰り広げられるのだろうか。今から幕開けが待ち遠しい。

■作品情報
『ドラゴンボールDAIMA』
原作・ストーリー・キャラクターデザイン:鳥山明
©️バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
公式サイト:https://dragon-ball-official.com/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/DB_official_jp/

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