『家政夫のミタゾノ』が愛され続ける理由は? 松岡昌宏の“本気”の芝居が光る

『家政夫のミタゾノ』が愛され続ける理由

 松岡昌宏が主演を務めるドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)がスタートした。シリーズ6作目となる今回は、放送時間が金曜夜から火曜21時の連続ドラマ枠に変更となり、シリーズ初のゴールデン帯での放送となる。それを祝してか、第1話には主人公の大柄な家政夫・三田園薫(松岡昌宏)(通称:ミタゾノさん)と同じ読みの宮城県にある美田園駅が登場。ミタゾノさんはこれが弾丸ロケであることを匂わせ、早速ひと笑いしてしまった。

 『家政夫のミタゾノ』は、比較的手頃な料金で家政婦を派遣してくれる「むすび家政婦紹介所」で働くミタゾノさんが派遣先の内情を覗き、秘密を暴く痛快“覗き見”ヒューマンドラマ。ミタゾノさんに容赦なく真実を突きつけられてしまった家庭は一度は崩壊してしまうが、その後、ミタゾノさんのぶっきらぼうだが、優しさのある言葉と手助けによって再生していく。

 毎シリーズにミタゾノさんのパートナーとなる若手家政婦がおり、これまで剛力彩芽、川栄李奈、飯豊まりえ、山本舞香など、今や連続ドラマで主演を務めるような俳優が出演している。この第6シリーズは矢口実優役として桜田ひよりが出演し、第3シリーズからミタゾノさんを手伝っている村田光役としてHey! Say! JUMPの伊野尾慧も引き続き出演している。

 「むすび家政婦紹介所」では、引っ越しと翌日の荷解きや家事までを手伝うサービス「むすび引越しセンター・家政婦パック」がスタート。最初の依頼者は夫からの執拗なモラハラに悩まされ、夫が会社に行っている隙に夜逃げならぬ“朝逃げ”をしようと画策した翠(松本まりか)。夫が家にいる間は荷造りができなかったため、引っ越し当日に荷物が何ひとつ梱包されていない状態だったが、ミタゾノさんのスキルとダンボールを一気に4つも抱えてしまう怪力に助けられてなんとか引っ越し。新居があるある田舎町に荷物を届けたミタゾノさんたちが目にしたのは古民家をリフォームしたカフェと翠の新しい男・後藤(細田善彦)だった。翠は後藤からこの古民家カフェを譲り受け、経営していくのだという。翠に優しい後藤との新生活は順風満帆そうに見えていたが、翌日、カフェに自治会長の上岡(螢雪次朗)がやってきたことで、事態は思わぬ方向に転がり始める。

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