日向亘&大倉空人、『君となら恋をしてみても』にかけた想い “お互いでよかった”場面も

日向亘&大倉空人、“お互いでよかった”場面

今回の撮影で見つかった“俳優としての武器”

ーー『君となら恋をしてみても』に出演したことで成長したと思う点を教えてください。

日向:アドリブの芝居を試せたことで、自分の引き出しが増えた作品になったのではないかと思います。今回は、自由度も高い撮影現場だったんです。監督からのリクエストも「このシーンは2人仲よさそうに楽しく歩いてください」というくらいの指示だった場面もありました。それで大倉くんと「どうする? なんの話する?」と話しながら、一緒に帰るシーンを撮ったりしました。「今の龍司と天だったら、どういう会話をするんだろう」と、そのときのお互いの距離感を意識しながら演じましたね。

大倉:僕はモノローグの表現ですね。この物語は天目線から見た龍司が描かれてる分ので、僕のモノローグのパートが多かったんです。日向くんと僕で会話するセリフの中にも、モノローグが挟まれるくらい。あえてモノローグの間を取ってから、セリフを言う必要がある場面もありました。最初は難しく感じていたんですが、撮影を重ねていくうちに、周りの皆さんから「表情で感情を伝えるのがうまいね」とお褒めていただいて。「こういうことができるようになったんだ」と改めて気づきました。今後の僕の俳優人生で光る武器として、今までの自分にないものを得られたと思います。

ーー逆に監督からこだわりのあるリクエストをもらった場面も?

大倉:さっきのモノローグの部分は、監督にとってもこだわりがあるのではないかと思っていました。だからこそシーンを重ねるごとに僕も意識して、「もっと強めに出していこう」と工夫しました。それとこれは僕らではなく、松本(花奈)監督の映像へのこだわりですが、大事なシーンではカット割がたくさんあって、同じ角度でも画角を変えて撮ったりされていました。例えば、しらす丼のシーンも3方向から撮ってみたりしていたんです。純粋なエモさに溢れた2人だけの世界に、江の島の素敵なロケーションがより綺麗に映り込んでいるのではないかと思います。

大倉空人
大倉空人

ーー生しらす丼のシーンは特にそうでした。ちなみに、大倉さんは神奈川県、日向さんは群馬県で育ったと聞いていますが、地元の良さとして感じていることはなんですか?

日向:群馬の良さですか……空気が美味しい!

大倉:それ大事(笑)。

日向:でも、人によっては美味しいって感じないのかも。群馬に落ち着きを感じるから、そう思ってるのかな?

大倉:そうじゃない?

日向:18年近く住んだからね。

ーー日向さんが龍司と同じ17歳のときは何をされていましたか?

日向:毎日映画を観ていました。DVDショップに毎日通って、とりあえず5枚借りて。特に学校がコロナでなかった時期には、この仕事を始めたばかりでもあったので、何百本って観たかな。そこでエンターテインメントの世界や、映像作品の世界がどんどん好きになっていきました。

日向亘
日向亘

大倉:素敵だね。僕は湘南出身なので、今回の作品の江の島エリアは地元にあたるんです。

ーー江の島の思い出を教えてください。

大倉:江の島の神社に行ったり、学校終わりに自転車で友達と江の島に遊びに行ったりしました。アイスやしらす丼は撮影のときにも食べて、懐かしくなりました。あとは、やっぱり海ですね。江の島だと、隠れスポット的な場所もあって、自然を感じられるんです。「江の島に初めて遊びに来たよ」という方でも懐かしさを感じるような、大自然に包まれている空気感が忘れられないです。

ーー大倉さんはどんな17歳でしたか?

大倉:17歳だと、ちょうど僕のグループがデビューした歳なんです。なのでそのために日々頑張っていました。でもその後すぐにコロナ禍になってしまって、「活動したいけどできない」という、もどかしい時期でもありました。

(左から)大倉空人、日向亘
(左から)大倉空人、日向亘

ーー既に原作ファンも多い本作ですが、「実写ドラマだからこそ」の見どころを教えてください。

大倉:初めてお話をいただいたときに、この漫画が好きだからこそ、原作を愛する皆さんに「天が現実世界から出てきた」と思ってもらうことができたらいいなと思ったんです。撮影までに、何度も研究を重ねました。そして、漫画では表せない、松本監督だからこその江の島のロケーションの綺麗さも、このドラマの見どころになるのではと思います。原作ファンの皆さんにも、ぜひ観てほしいです。

日向:僕は今回、山菅龍司という、映像化するには難しいぐらい完璧な男の子を演じさせていただきました。龍司は誰に対しても、特別に誰かに優しくするというわけでもなく、かといって本当に困ってる人いたら全員助けてしまうのではないかというぐらい世話焼きで面倒見の良い、そして家族思いの青年です。「純粋無垢であり、まっすぐ、だけどクールで寡黙な男の子」という存在を演じることの難しさをひしひしと感じながら、松本監督と一緒に龍司に向き合ってきました。その結果、自分なりの山菅龍司を表現できたと思っています。そして、何より、映像ならではの江の島の綺麗な絶景……やばいよね?

大倉:本当にすごい!

日向:本当に綺麗なんです。今回の映像化ならではの、リアルな江の島を感じられる作品になっています。ぜひご覧ください。

■放送情報
『君となら恋をしてみても』
MBSにて、10月5日(木)スタート 毎週木曜24:59~放送(初回は25:04〜放送予定)
テレビ神奈川にて、10月5日(木)スタート 毎週木曜23:30~放送
チバテレビにてにて、10月6日(金)スタート 毎週金曜23:00~放送
とちぎテレビにて、10月12日(木)スタート 毎週木曜22:30~放送
テレビ埼玉にて、10月12日(木)スタート 毎週木曜23:30~放送
群馬テレビにて、10月12日(木)スタート 毎週木曜23:30~放送
TVer、MBS動画イズムにて、MBS放送後に配信スタート
原作:窪田マル「君となら恋をしてみても」(白泉社「マンガPark」連載)
監督:松本花奈
脚本:森野マッシュ
出演:日向亘、大倉空人ほか
©︎2023 窪田マル・白泉社/ドラマ「君となら恋をしてみても」製作委員会・MBS
公式サイト:https://narakoi-dorama.com
公式X(旧Twitter):@narakoi_dorama
公式Instagram:@narakoi_dorama

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※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
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<応募締切>
10月19日(木)

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