向井理×上白石萌歌が語る『パリピ孔明』での新たな挑戦 成功の秘訣は“段取りスペシャル”?

向井理×上白石萌歌『パリピ孔明』での挑戦

向井理と上白石萌歌がもし転生するとしたら?

――現場の雰囲気について聞かせてください。

上白石:本当に各々ですよね? みなさんマイペースで、それなのにまとまりがあるんです。

向井:本当に。すごく不思議だよね。

上白石:でも、それは向井さんの現場の居方によるものだと思います。

向井:俺、立ってるだけだよ?(笑)。

上白石:いやいや(笑)。すごくフラットにみんなに接していらっしゃいますし、締めるところは締めてくださって。私、向井さんの“段取りスペシャル”が好きなんです。

向井:あははは。

上白石:向井さんが段取り(リハーサル)でふざけることがあって、そのときに現場がワッと沸くんですよ。ピリッと締めるところとのギャップがあって、私たちキャストだけじゃなく、スタッフのみなさんも「向井さんに付いていきたいな」と自然に思える現場だと思います。

(左から)向井理、上白石萌歌
(左から)向井理、上白石萌歌

――“段取りスペシャル”というワードが存在するんですか?

向井:尊敬している先輩がたくさんいるのですが、ユースケ・サンタマリアさんがやり始めたのが“段取りスペシャル”です(笑)。

上白石:えっ! そうなんですね、知らなかったです。

向井:ユースケさんって、段取りでしかやらないことがいっぱいあるんですよ。でも、そのおかげで朝、みんなが眠いときに現場が円滑に進んだりもするし、せっかく何十人のチームでやっているので、少しでも楽しくいたいじゃないですか。僕も俳優をやってきて、もっとコミュニケーションを取っておけばよかったな、と後悔したことがたくさんあるし、お芝居をすること以前に、人と人としてコミュニケーションを取ることが一番大事だと思っているので、柔らかい空気があったほうが、年齢とかも関係なしにアイデアを出しやすくなったりするかなと。あとは、最初から「ふざけた人間なんだ」と思わせて、自分のハードルを下げる、というのもあります(笑)。いろんな意味があってやっていますけど、やっぱり一番は楽しむことですよね。

上白石:本当に楽しい現場です!

――劇中の孔明のように、もし転生するとしたら、どの時代に、どんなものになりたいですか?

向井:僕は、すっごくセレブな家の小型犬になりたいと常々思っています。あんなにラクな人生はないだろうなと思いますよね。かわいがってもらって、おいしい食べ物もたくさん出てきて、綺麗にトリミングしてもらって……。

上白石:(笑)。私は、西洋美術がすごく好きなんですよ。

向井:どの時代が好きなの?

上白石:アンリ・マティスが特に好きです。なので、マティスに描かれてみたかったですね。永遠に作品が残り続けるってすごいことだと思うし、マティスに見つめられて、絵を残してもらえたら幸せだろうなと思います。

――現代の人間に転生したら、また俳優になりたいですか?

向井:この仕事しかわからないからなぁ。でも、僕はもともと飲食店で働いていたし、ずっと料理はやりたいなと思っていました。だから、飲食店を選ぶ道もあると思います。実際、お声がけいただかなければ、僕自身そっちの道に行ってたと思うので。今はもう、俳優しか考えられないですけどね。

上白石:私は転生したら、この仕事はやってないんじゃないかなと思います(笑)。いろんな職業に興味があるので、今こういう仕事をしながらも、「ああいう職業だったらどんな毎日を送ってるだろう」とか、妄想するのがすごく好きなんです。美術館で働きたいとか、生き物の研究をしてみたいとか、たくさんやりたいことがあるので、転生したら違う職業に就いてみたいなって思います。

向井:今後、そういう役柄ができるといいよね。役で疑似体験できるのが、この仕事の魅力でもあるから。

上白石:本当にそうですね。今回みたいにクラブで働くこともできますしね!(笑)

――最後に、あらためてドラマの見どころをお願いします。

上白石:なんといってもライブシーンです。監督の渋江(修平)さんは音楽MVをたくさん手掛けられている方で、音楽シーンをすごく美しく切り取ってくださっています。物語では、人の挫折や、夢を追うことの大変さ、美しさを丁寧に描いているので、パリピ世代だけじゃなくて、かつてパリピだった方もそうですし、三国志マニアの方もそうですし、本当に幅広い年代の方に楽しんでいただける作品になっていると思います。

向井:第1話のクラブで(菅原)小春ちゃんが踊っている場面では、ライブに行かなければ見られないようなシーンをものすごいクオリティで切り取っているので、そのインパクトがまずあると思います。それから上白石さんもおっしゃったように、いろんな人が成長していくんですよね。毎回毎回、諸葛孔明の計略があって、それがちゃんと回収される爽快感もある。本当にいろいろな要素がありますけど、僕たちには単純に「今まで観たことないドラマを作ってる」という自負心があるし、いい意味で「なんだこりゃ」と思ってもらえるようなエネルギーが詰まった作品になってると思います。言葉で説明するというよりは、観てもらえばわかる。とんでもないものをやっているな、という自信はありますね。

■放送情報
『パリピ孔明』
フジテレビ系にて、9月27日(水)スタート 毎週水曜22:00~22:54放送(初回15分拡大)
出演:向井理、上白石萌歌、菅原小春、宮世琉弥、八木莉可子、森崎ウィン、関口メンディー、アヴちゃん(女王蜂)、ELLY、ディーン・フジオカ、森山未來 ほか
原作:『パリピ孔明』四葉夕ト(原作)、小川亮(漫画)(講談社『ヤングマガジン』連載)
脚本:根本ノンジ
企画:髙木由佳(フジテレビ)
プロデュース:八尾香澄
演出:渋江修平ほか
制作協力:C&Iエンタテインメント
制作著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/paripikoumei/
公式X(旧Twitter):@paripikoumei_cx
公式Instagram:@paripikoumei_cx

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<応募締切>
10月11日(水)

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